2001.3.9号



 
美人のバッグ選び

 東京では春一番も吹き、日に日に春の気配が近づいて・・・。そうかと思えば、冬に逆戻りしたり・・・。春の入口は、お天気も落ち着きません。
暖かくなってうれしいことといえば、おしゃれ。やっぱり女はおしゃれでしょう!
きれいになるためには、お肌の手入れや自分磨きはもちろん欠かせないけれど、ときには外見から入るのも悪くない。
 わたしが最近気になるおしゃれアイテムは、バッグ。みんな洋服にばかり気をとられてお金を使うけれど、どんなに流行の服を着たところでバッグがダサかったら元も子もない。
 バッグといえば相変わらずの人気はリュック型である。PRADAのナイロンもGUCCIのバンブータイプも可愛くていいね。街でもよくみかける。
 でも、リュックって背負いかたを間違えるとすごく体に悪いってご存知だろうか?渋谷あたりでリュックをしょって歩いている子を見てみるとわかるのだけれど、ストラップをだら〜んと長くしてずりおちそうになりながらブランドリュックを腰で揺らしている。そして必ず前肩、肩が前に突き出している。
 パフォーマンス学マニアのわたしは、何をおいても姿勢にうるさい。本当にきれいな姿勢とは両肩がすっと後ろに引かれていて軽く胸を張った状態、かつリラックス。バレリーナが良い見本。いかり肩なんてとんでもない!
 みんなが前肩になってしまうわけは、リュックのストラップを肩の関節にひっかけて持とうとするからだ。自然に肩は前に前に、上に上にと力が入り気がつくとリュックをおろしても形状記憶合金のように肩の位置がずれてしまう。どうりで最近の女の子って肩をすくめたようなスタイルの子が多いと思わない?
 では、いったいどうやってリュックを背負うべきか?というと、ストラップをジャストサイズに調節して背中にぴったりさせることですな。そうすれば逆に背筋が伸びて正しい姿勢に近づくだろう。
 え?それじゃ子供の遠足みたいでおしゃれじゃないって?
 う〜ん、言われてみれば確かにそれもそうだ・・・。そもそもリュックというのは両手が空くから合理的で、活動性を重視した持ち物であるからして、なかなかファッションの分野とは相容れない要素もあるのだ。止むを得まい。
 しかたがないので、思い切って“リュックを背負うのを止めること”をわたしは提案したい!おっとっと、誤解されては困る。持つな、という意味ではなく、手に持つべきということだ。
 ずるずる長いストラップでだらしなく持ち歩くくらいなら、バンブーの柄をすっと片手にさげたほうが何倍も格好いい。これなら肩にかかる変な負担もない。
 あ!そうそう。忘れていたけど、リュックのなかでも肩に負担の少ないタイプもあるのだった。それはワンショルダーでウエストにも巻きつける形のやつ、ちなみに自転車便のメッセンジャー君たちがご愛用。あれなら腹部で重さを支えるから非常に機能的で良いんだけど。
 え?そんなワイルドなバッグは持てないって?・・・やっぱり、おしゃれと機能性の両立って難しいのかなあ?
プロフィール
おおたわ史絵
内科医、執筆家。
現代人の心理を辛口に分析。
その医者らしからぬルックスも魅力のひとつ。
TOKYO FM「FMソフィア ココロの保健室」(木9:45am〜)出演中
雑誌 ef NOVARK おとなぴあ など連載中
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/tc4/fumie/
 
 
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