2001.7.13号



 
“キレイに見える女”の見せ方

 先週ラッキーにも戴いた券で、幕が開いたばかりの「風とともにに去りぬ」初日公演を観て来た。それも前から三列目。主演は元タカラヅカの大地真央。スカーレットはまさにはまり役!
 彼女はテレビで見るのと同様、実物も相当美しい。わたしよりも年上だが、その肌は透き通るように白く、ボデイラインもきゅんと引き締まっている。最近では珍しいほどの女優然とした女優と言えるだろう。
 あれほどの大女優ともなれば美しくあることが仕事、エステにだってまめに通うだろうし、化粧品にだってさぞやお金をかけているに決まってる。と、意地悪な見方もできるけれど、舞台最後のカーテンコールを見終わってわたしは確信した。
“彼女が美しいのは、美に投資しているせいだけではない。美しく見せるための心得を持っているからだ”
 演技中の役の上ではいろいろな表情や振り付けがあって当然だが、カーテンコールというのは女優が自分に戻る瞬間だ。つまりスカーレットから大地真央に戻るのだ。初日終了という普通の役者なら、ほっと緊張の糸が切れる瞬間、わずかに素の本人を垣間見せることもある。しかし、彼女はそこでもものの見事に“大地真央”を演じ切っていた。
 顎を上げ毅然として、女優としての貫禄と自信がみなぎり、観ている者たちの心をがっちりとらえて放さない。それは本当にすごい力。
 自信のある女はけしてうなだれたりしない。顎を引いて上目遣いで媚を売ることも絶対しない。そんな良いお手本だ。ヘタに謙虚ぶったり甘えたふりをすると、それがよけいにみっともない場合があるが、女は自分ではそれに気づかないことが多い。
 本当に美しい女は美しさを謙遜しない。堂々と胸を張り、顔を上げて、惜しみなくキレイを放散しているものなのだ。
 わたしも明日は普段より、ちょっとだけ顎を上げて歩いてみることにしよう。
プロフィール
おおたわ史絵
内科医、執筆家。
現代人の心理を辛口に分析。
その医者らしからぬルックスも魅力のひとつ。
雑誌 ef NOVARK おとなぴあ など連載中
5/23 リニューアルスタートしたweb Tarzan(マガジンハウス)http://tarzan.magazine.co.jp/ にて新連載開始。みなさんのココロとカラダの質 問にお答えしています。随時更新。
Men's EX 8月号「夏バテについて」
マフィン 8月号「お気に入りの通販コスメ」に登場です。
http://www01.u-page.so-net.ne.jp/tc4/fumie/
 
あなたの<癒し>間違っていませんか?
医師である著者がフィクションをもとに分析した7人の女性たちの姿。医学的視点から、真の<癒し>を考える・・・
『癒されない私へ』TOKYO FM出版¥1,300(本体)


Copyright (C) 2001 Island Magic Inc. / kireine.net All Rights Reserved.