2001.8.24号



 
おおたわ流 夏バテ攻略術

 それにしても、今年の夏は暑い!東京は三十八度だって。毎日暑さでバテバテのひとも多いんじゃないかな?それともクーラーのきかせ過ぎで冷房病?
 わたしの場合、恥ずかしながらどっちもYES。涼しい室内から一歩外に出た瞬間、む〜っとした空気にあてられる。出かければ疲れる、じっとしててもだるい・・・なんだか、ものすごく不健康な感じ。おまけにここのところ肩こりが悪化、腕のほうまでしびれてきちゃった。いま秋に出す予定の本を書いているので、もっぱらパソコンとにらめっこの生活。これが諸悪の根源かも・・・。
 こんなんじゃ、いかん!わたしは一大決心、不健康脱出作戦に乗り出した。
 「こり」や「しびれ」のほとんどは冷え症が原因。まずは冷えの解消が第一である。わたしは以前、東洋医学の治療院で教えてもらった方法にトライしてみた。それは絹と麻の二枚の布を冷える部分に巻くというもの。今回は肩こりなので、首に巻くことにした。真夏にエリマキも妙ではあるが、やってみるとこれがじつにぬくぬくとあったかい。ギンギンに冷えたクーラーの部屋でも保温機能抜群!これが絹だけでも麻だけでもダメ、二枚重ねて初めて効果がある。オフィスが寒すぎるとお悩みのOLさんにはオススメ。
 あわせて、前に「きれいねネット」でも特集した唐辛子成分“カプサイシン”「とうがらしのパワーで憧れの健康ボディを手に入れる!」の錠剤も服用。カプサイシンには体を暖める作用がある。
 お〜!いいぞいいぞ!カラダの芯から熱気が湧いてくる感じ。冷房病にはもってこいだ。
今回はこれら二つを組み合わせて、こりとしびれにオサラバすることができた。
 しかし!何よりも大事なのは根本的な体質改善だ。室内外の温度差に完全にバランスを失った、わたしの自律神経にカツをいれてやらねば夏バテも冷え症もいつまでもついてくるに違いない・・・。
 そこで、最終的に下した決断。題して“おおたわ流夏バテ攻略法”。な〜んてちょっとおおげさだけど、じつはクーラーをやめたのだ。朝も昼も、寝る時も。しかしさすがにこの猛暑、窓を全開にしていても室内温度は三十度をゆうに超えてしまう。汗だくになって、最初はよけいにバテちゃうんじゃないかと思ったけど・・・、じつに、これがものすごく効く!いったんクーラーのない暮らしに慣れてしまうと、それはそれでなんとかなるもんだ。逆に自然の風が心地いい。外出する時の、あのむ〜っとした熱気もまったく感じなくなって、かえって快適。肩こりなんかぜ〜んぜんなくなっちゃったのである。今までの倍以上も水分を飲むようになったから、汗と一緒に老廃物も出ていくみたい。おまけで少しダイエットもできた。
 夏の夜、虫たちの声に耳を傾けながら。ああ、昔のひとってこんな風に暮らしてたんだなあ。そんなノスタルジィにひたりつつ・・・。
 禁クーラー生活、もう少し続けてみるつもりである。
プロフィール
おおたわ史絵
内科医、執筆家。
現代人の心理を辛口に分析。
その医者らしからぬルックスも魅力のひとつ。
雑誌 ef NOVARK おとなぴあ など連載中
5/23 リニューアルスタートしたweb Tarzan(マガジンハウス)http://tarzan.magazine.co.jp/ にて新連載開始。みなさんのココロとカラダの質 問にお答えしています。随時更新。
 
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