日々寒さが増すなか、行って参りました。
韓国はソウル。冬の休みには常夏の島が人気だけれどワタシの場合、よりにもよって東京よりもはるかに寒いソウルを選んでしまった。
最低気温マイナス13度!!
おまけに三日間の短い滞在のうち、2日間は雪だった・・・。
そりゃあもうアナタ、マイナス13度ともなると寒いったら寒い。
手袋なしでは3分と手を外に出していられない。ピリピリと皮膚が痛くなり、そしてまもなくじ〜んとしびれてくる。きっと、そのままほおっておいたら凍傷になるんだろうな、という感じ。
ひ弱な東京っ子のワタシとしては、あったかババシャツやタートルセーター、マフラーに耳あてにダウンコートとバリバリの重装備で臨んだことは言うまでもないが、実際にソウルの街を行き交う人々を見ていると、ことのほかみんな薄着なのに驚かされる。
若い女の子でも薄手のセーターにペラッとしたコート、耳あてはおろか手袋もナシ、そんな姿で平然と歩いているのだから面食らう。なかにはスーツ一枚のサラリーマンまで見かけたくらいなんだから!?
しかしまあ、どうしてソウルっ子はこの寒さのなか、あんなに薄着なんだろう?やっぱり毎年のことだから気温の低さに慣れてしまっているんだろうか?そんな疑問が頭を渦巻く折り、ワタシは謎を解くひとつのカギに出会ったのである。
そのキーワードは“風呂”。入浴である。 韓国は日本同様、日々浴槽に全身をつけるタイプの入浴スタイルを持つ国だ。世界的にはシャワーのみでバスタイムを終わらせる文化も多いなかこれは独特のスタイルと思っていい。
それに加えて、韓国ではサウナがかなり一般的なことも衆知の事実。汗蒸幕(ハンジュンマッ)と呼ばれる石を熱したドーム状のサウナは、余裕で100度を超えるので有名な観光スポットにもなっているね。ソウルの女の子は貧富に関わらず、銭湯感覚でコレを利用するらしい。
つまり超日常的行動というわけ。ついでに遠赤外線サウナも併用し、身体の芯からぽっかぽかだ。
もちろん大切なのはサウナだけじゃない。お風呂の種類にもさまざまな工夫が見られる。たとえば人参風呂、高麗人参を煎じた養命酒みたいなニオイのするお風呂があり、これは血行をよくする効能を持つ。黄土風呂なんていう黄色く濁ったものもある、毛穴に詰まった老廃物を吸着してくれるので新陳代謝が良くなる。はたまたお茶の風呂には美肌作用のほかにポリフェノールによる抗酸化作用も期待できてしまう。という具合に、どこのサウナ店に行っても4つも5つもの浴槽が取り揃えられているのだ。
ちなみにこれら一つ一つに約5分ずつ入るとしよう、単純に計算してみても全部入り終えるのにざっと25分はかかることになる。途中で身体を洗ったりシャンプーしたりすればあっという間に1時間は過ぎること間違いナシ。
日本の普通の家庭風呂に1時間浸り続けているのは結構しんどい。
飽きてしまうし、のぼせることもある。そう考えると、ソウルの一般的な入浴時間は平均して我々より長いと言える。
入浴の効果は医学的にも解き明かされており、身体をお湯につけることで血液が温まる。そのほんわかとした血が身体中を循環することで、ゆっくりと身体も温まる。
一度上がった血液の温度は寒い外気に触れたくらいではすぐには下がらないので、およそ数時間はこの効果が持続するのだ。
つまりだな、この毎日の入浴習慣が彼らの強い身体を作り上げているかもしれないのである。これに加えて唐辛子のカプサイシンも強い味方だしね。
最近の一人暮らしの女のヒトは自宅の浴槽を使わずにシャワーだけで済ませる率がすごく高いんだそうな。そんなことでは冷え症も悪化するばかり、寒がり体質からの脱却はほど遠い。たまに行く温泉一泊旅行なんかじゃとうてい追いつかない。どうかな?これを機に今年の冬から自宅の入浴をゆっくり楽しむ生活改善っていうのは?毎日お茶やみかんの皮などを入れて温泉気分、ババンババンバンバン♪冬のイチオシ健康法である。
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