2004.1.28号


おおたわ 史絵


女医・執筆家。
テレビ・ラジオでも活躍中のおおたわ史絵さんが登場し、大胆でエスプリの効いたここだけのお話を披露してくれます。医学的な根拠があるからこそ、何気ないアドバイスにも説得力十分。

 美人は夜作られる!?枕のおはなし

みなさま。肩こりや寝違えなんかでお悩みじゃありませんか?
というのもワタクシ、根っからの“寝違え体質”なのでございます。十代の頃から始まったそれはどんどんと悪化して、二十代半ばには月に二度も三度も寝違えるようになってしまったのだ。ひとたび勃発したら、そりゃもう痛いのなんのって、あなた!仕事どころじゃないざんすよ。
もともとの首の骨の形が悪いのかなぁ?それとも普段の姿勢が悪いのか??別にヘンな格好で寝てるわけじゃないいんだけどなぁー・・・いろんな事を考えて、温めたり運動を始めたりしたんだけどねぇ。ちょっとはましになったものの、それでも年に幾度かはやっぱり起きるのよね、ひっどい寝違え。
これが悪い事に年を重ねる毎にだんだん重症化してきてるんだよね、最近一番ひどかったのは首が痛いだけじゃなくて腕までしびれた。朝起きてから半日はビリビリしてたので、ホントにまいっちゃったよぉ〜。
そんなワタクシなので、寝具とくに枕には非常にこだわっている!・・・つもり。
枕遍歴ははや 10 個以上にのぼり、有名ふとんメーカー N の特注品からスウェーデンの超ヒット枕ブランド T まで、それは様々試したさ。ソバガラやビーズのやつは寝ると耳元でガラガラ音がするのであんまり好きじゃないけど、羽やウレタンで「良い」と言われるものはだいたい使ったね。とりわけ今流行りの低反発ウレタンが発売された時は、ちょっと衝撃だったなぁ。ぷわん、と頭が沈みこむような感覚が斬新で結構気に入っていた。
しかし!それでもやっぱり寝違えの魔の手は襲ってきた!どんなに評判のいい枕を買ったところで、結局ダメなもんはダメじゃいっ。そう諦めかけていた矢先、たまたま大学の同窓会で再会した整形外科女医がこんな事を言うではないか。
「私、枕会社を作ったの。整形外科枕っていうのを処方してるのよ」
なんですって?整形外科枕ですと?う〜ん、なんだかよさそうじゃん♪
まんまと枕マニアの心をくすぐられたワタクシ、すぐさ彼女のオフィスを訪ねてそれを作ってしまった。(ま、オフィスが丸の内で近かったから、ってのもあるんだけどね)
彼女いわく
「最近は寝返りを打たない寝具が流行ってるけれど、これはダメ」
なんだそーだ。寝返りはあくまでも自然の行為で、これによって首の後ろの血の巡りが滞るのを防いでいると。確かに同じ姿勢で寝続けたら、同じ場所ばっかり圧迫されちゃうよな、納得。
「それに枕の高さもミリ単位での調節が必要よ、使ってる途中でも自分に合うように微調節したほうが良い」
とのこと。枕の高さを途中で調節し直すなんて、考えたこともなかった。そうか、そうなのか。
確かにこの整形外科枕は中身が5層構造になってて、買った後でもミリ単位での調節が可能な仕組みになっている。それも自分で簡単にできちゃう。その都度医師に相談して指示を仰ぐアフターメンテナンスシステムもちゃんとしてる。
おー!すごいじゃないか。さすがワタクシの同級生!
この枕、じつは見た目は全然フツー。っていうかただの四角い塊りみたい。今どきの流線型やら凝ったフォルムの枕を見慣れてると、「えっ?これ?」っていうくらいにシンプル。触った感覚もべつだん意表をつくものではないし、正直言って物足りない感じ・・・(ゴメン、同級生)。
でもね、ホントにいいものってもしかしたらすっごくシンプルなのかもしれないね。ともかくこの新発想枕に替えて、はや一ヵ月あまり。幸か不幸か、いまんとこキョーフの寝違えは出現していないのだ。興味のあるかたのために一応ホームページアドレスだけでも載せておきますね。寝違えや肩こりに困ったら、ちょっとアクセスしてみてください。ワタクシとおそろい枕にしませんか(笑)

これが現物、整形外科枕
(まな板ではありません)

株式会社 山田朱織枕研究所
http://www.makura.co.jp/index.html


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