2005.6.22号


おおたわ 史絵


女医・執筆家。
テレビ・ラジオでも活躍中のおおたわ史絵さんが登場し、大胆でエスプリの効いたここだけのお話を披露してくれます。医学的な根拠があるからこそ、何気ないアドバイスにも説得力十分。

 高気圧チェンバーシステム。体験してきました! 

 高気圧チェンバーって聞いた事あるかな?最近ちょっとホットなこのマシン、エステサロンなどでもちらほら見かけるようになったよね。
 気圧を高くしたマシンの中に寝るだけで、体調や脳の働きをよくしてくれるというこのシステム。ほら、前回のサッカーワールドカップ前にデヴィッド・ベッカムが足に怪我をしたでしょ?あのときにものすごい速さで回復して、結局試合に復帰したんだけど。その際に用いたと言われるのが、この高気圧チェンバーなのよ。
 どんなものなのかなぁ?と、じつはワタシも以前から気になっていたんだ。そしたらこの度、なんとお試しのチャンスが到来!いそいそと出かけて参りました。
 伺ったのは清潔で落ち着いた感じのサロン<癒々YUYU>(文京区千石)
目の前にした高気圧チェンバーシステムは、大きな寝袋みたい。ちょっと近未来的でもあり、NASAの訓練用機械のようでもある。
 全身すっぽりとその中に入って横になる。床面は低反発ウレタンに似たソフトな寝心地、うん悪くない。枕に頭をつけると、寝袋の大きなファスナーが二重に閉められる。気圧がかかっても空気がもれないように、かなり頑丈にできてる様子。カンペキに閉じられるとカプセルホテルぐらいの密室状態だからちょっぴり圧迫感があったけど、幸い目線の先の部分は透明素材になっていて外が見える。ほっと安心。
 次はいよいよ気圧を高めていく、高気圧の世界に突入だ。このとき速く上げすぎると耳がキーンとなるひとがいるから、希望に応じて速度を調節してくれる。ワタシの場合も初心者なのでゆっくりめにお願いしたんだけど、全然違和感ナシ。なんとも感じないくらいマイルドに気圧は高まっていった。
「気圧が安定しましたのでごゆっくりお休みください」
 10分弱経った頃にそう声をかけられた。この時点で内部は1.3気圧。普通に部屋の中にいるのとなんら変わらない。本も読めるし携帯で会話も可能。ついついチェンバーの中にいるのを忘れてしまうほど、リラックス。そして気づくと、すやすやすや…。40分が経過して、再び声をかけられるまでぐっすり熟睡してしまったのだ。べつに睡眠不足だったわけでもないのに、あんなに眠れるなんてすっごい不思議。もしかしたら高気圧の世界って眠りに適してるのかも?
 さて、あっという間に今度は終了にむけて気圧を下げていく番。さきほど気圧を上げていくときにはこれといって何も感じなかったわけだけど、下がるときのほうが面白い。それまで知らず知らずに体にかかっていた圧力が次第にとれていくので、すみずみに血液が巡り始めるのがはっきりわかる。ジンジンジン、と指先がくすぐったいような感覚。あぁ、全細胞が活性化していく、ってイメージ。
そして気圧を外気と同じ高さまで戻して、ハイおしまい。50分ぶりに吸う外の空気は心なしか清々しかったよ。
この高気圧チェンバーシステム、研究によれば
・ ケガの治りを速める(ベッカムみたいにね)
・ 脳の酸素消費を助け、頭をすっきりさせる(テスト前とか、いいかも?)
・ 二日酔い、肩こり、腰痛などに効く(飲みすぎの翌日に行きたい!)
・ 脂肪燃焼を活発にする(ダイエッターには聞き捨てならない!)
など、まだまだたくさんの効果があると言われている。1度行なうと3〜4日は効き目が持続するので、定期的に通うのも賢い使い方だね。
 ワタシの場合、何にどのように効いたかって?
たぶん、脳に効いてると思う。だって体験から帰宅次第、すぐさまこの原稿を書き始めたからね。普段ならオヤツを食べたりメールを見たりしながらダラダラ書くんだけど、今日に限っては一気に書き上げちゃった。うん、コレはチェンバーのおかげとしか言いようがありませぬ!

癒々(YUYU) 東京都文京区千石4−17−10
03−5977−1841
 



Copyright (C) 2005 Island Magic Inc. / kireine.net All Rights Reserved.