2006.5.24号


おおたわ 史絵


女医・執筆家。
テレビ・ラジオでも活躍中のおおたわ史絵さんが登場し、大胆でエスプリの効いたここだけのお話を披露してくれます。医学的な根拠があるからこそ、何気ないアドバイスにも説得力十分。

 誰にでもできる!これが噂のセレブ立ち

 この間の日曜日、久しぶりに夫と青山に散歩に出かけた。このところの青山といえばエチカと表参道ヒルズが相次いでオープンしたおけげで街全体が混雑してしまい、人ごみギライな我が夫婦としてはいささか足が遠のいていたのだった。
そろそろ人出もひと段落したかなぁ?そう考えて行ってみたら、やっぱり混んでいた。
 そんな賑わいを眺めながら、ふと夫がひとり言。
「青山ってあいかわらずキレイな女のひとが多いね」
 そりゃそうでしょ。誰もがオシャレに着飾ってやってくるところだもん。
「でもさ、みんな姿勢が悪いね。せっかくキレイなのにあれじゃもったいないよ」
 え?そう言われて改めてあたりを見直すと、確かにどの子も姿勢がイマイチ。ヒールのサンダルも巻き髪もかすんでしまうくらいに、立ち姿のまずさが目立っているんです。
 ちなみにうちの夫はトライアスロンを趣味としていて、とにかく体脂肪や筋肉には超こだわり屋。女性の美に対してもそうで、顔や洋服には何一つ文句はつけないくせに、こと体型となると俄然シビアに見てるのである。
 そんなわけで今回はヨーロッパのお嬢様セレブの教養とも言われる正しい立ち方についてお勉強してみましょう。
名づけて<セレブ立ち>

1) 平らな壁に背中をぴったりくっつけて立ってみてください。このとき壁に接触するのは、かかと、おしり、肩甲骨、後頭部の4点。これが最低条件。かかとが離れちゃうひとは内股でっちりになっている証拠なので、足をまっすぐ平行に直しておしりの穴にキュッと力を入れてみて。
2) 後頭部は耳の高さより高い位置が壁に触れるのが好ましいね。耳寄り低い部分が触れるのはアゴが下を向いてるせい。アゴを少し上げて遠くを見るようにしてください。
さて、ここからがちょっと難しい。人間の背骨はゆるやかなS字を描いてるので、ウエストの部分は壁から離れているはず。でもこれが離れ過ぎてるのはSがきつくて美しくないんだな。どっちかっていうとエロく見えちゃう。そこで・・・
3) 壁との間は指2本、約3cm以内に。開き過ぎのひとは腹筋に力を入れてウエストを壁のほうに押してみましょう。するとあら不思議!背骨がまっすぐに引きあがるから身長が1cmは高くなるのよ〜。ホントホント。
そして最後のポイント、じつはこれが一番の難関。みんな肩甲骨は壁にくっついていても肩は浮いてると思うのね。これが普通です。
でも!セレブは普通じゃダメなんざんすっ。
4) 肩を手でつかんだときに背中側に触れるコリコリ骨があるんだけど、この方関節の骨を壁に押し付けましょう。これをやろうと思うとかなり肩が後ろに引けて左右の肩甲骨同士が寄ってくるのがわかります。

 どう?きっと不自然な感じがすると思うけど、でもそれでい〜んですよ。肩を引くことによって胸が堂々として猫背や前肩が治ります。バストアップ効果もありワンカップは上に見られることうけあい。これまたオイシイですね?
 さ、それではこれから毎日。いついかなる時にもその姿勢で振舞うように心がけましょう。なんたって社交界セレブも実践してる姿勢美法なんだから、女の格を上げること間違いナシですわ。よろしくって?みなさま、おーっほほほ(いかんいかん、セレブを意識しすぎたのか、ついつい言葉までセレブ調になっちゃったわ(^_^;))



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