2000.12.22号



カリスマコスメフリークインタビュー
ここ数年の間でコスメ専門誌も増え、世の中に「コスメフリーク」なる言葉が聞かれるようになったのも、思えばごく最近。でも、例えば「コスメフリーク」と検索して打ち出される件数は今や800以上。「もっときれいになりたい!」そんな全ての女性達の願望を満たすため各社から発表される新作化粧品を片っ端から試し、情報を交換しあう。激増する「コスメフリーク」って、一体どんな人?

Vol.1
「go to shopping」ウェブマスター、みゆきさん

 キレイになりたい、よりはとにかく化粧品が好き!


ウェブマスターであるみゆきさん自身が趣味で集め始めたサンプルを公開する「サンプル」ページに始まり、読者全員で参加して好きな化粧品を交換する「コウカン」など、ユニークな視点から興味深いコスメティック・コミュニティを展開するサイト「go to shopping」。コスメティクスはもとより、特にスキンケアを中心に展開される内容が、他サイトで満足できなかった読者たちの格好の広場に。
 
  みゆきさんのPROFILE
愛知県在住。とある会社の派遣社員。
自身のサイト「go to shopping」を運営中。
(http://www2.plala.or.jp/snowflake/)
 
 

「コスメ道」は、ある日のカウンターデビューから始まった
仕事を始めた18歳の頃は化粧品とは無縁の生活だったというみゆきさん。「メイクするのがとにかく面 倒で……当時はいつもスッピン出社でした(笑)。」カウンターデビューは、2度目の就職活動先を迷っている頃、何気なく通 ったデパートの中で見つけた「ソニアリキエル」ひとりの美容部員との出会いが決定的なものとなったのだそう。
「以前も今も初対面の人と話すのは苦手な方なんです。でもここではBAさん(※Beauty Adviserの略。美容部員のこと)にもすごく良くしてもらって、こんな風に話聞いてもらえるんだって感動でした。それから毎月足を運ぶようになって。化粧品を買いに行くというよりも、話をすることが楽しくなったんです。実はそのデパートの社員割引なんてのも使わせてもらったことがあるくらい仲良くしてもらいました(笑)。」
またその当時、雑誌ではボルドー系のリップが流行中。試してみたかったものの、ピンク系しか似合わないと思っていたみゆきさんにとってその美容部員のアドバイスはまさに目からウロコ。「ボルドー系のリップを店頭で初めてつけてもらったときは、色に感動しました。あ、こんな色も似合うんだ、って。」

サイトに登場する美容部員たち
そんな経験からか、みゆきさんのサイト中の『コスメニッキ』には、しばしば美容部員たちが登場する。
「本音では、美容部員さんは、やっぱり最初は苦手です。一度話せばその後は平気でも、冷たい対応だと次からは別 のところに行こうって思っちゃいます。」これは誰しも思うことかもしれない。しかし、化粧品に対して真剣に取り組むみゆきさんを始め、「コスメ大好きサン」達と美容部員の出会いは、確実に影響を与え合うものであり、一過性のものでないことは確か。「コスメフリーク」を生んでいるのは、もしかしたらそんな美容部員なのかもしれない 。

日夜盛り上がる「サンプル」と「コウカン」ページ
みゆきさんのサイトの中で特に盛り上がっている『サンプル』ページと『コウカン』ページ。
『サンプル』の中で只今掲載中のサンプル数は、国内外、ネットで入手したものまで含めておおよそ55ブランドになる。「特に最初からサンプル集めをしようとしたわけでもなく、とあるドラッグストアで資生堂のコスメを買ったら10個もいろんなサンプルをもらって感激。それからです。集めまわるようになったのは。」また一方の『コウカン』は、読者たちとサンプルや商品(使いかけも含む)の交換を楽しむページ。オークションサイトなみの投稿数はまさに感嘆するばかりである。「コレは設けて正解でした! 時期を逃したら二度と手に入らないサンプルや限定品をみんなで提供しあえるっていいな、とつくづく思います。」だから、もちろんBBS(※Bulletin Board System。いわゆる掲示板のこと。きれいねネット内にも掲示板があります。)も盛り上がっている。最近では「プラダの化粧品共同購入」なる企画も飛び出して、読む側も参加する側もワクワクさせられてしまう。いずれにしても、ひとつのきっかけをもとに「極めていく」、それこそが「フリーク」のなせる技

マイブームは、1に「マスク」、2に「マスク」・・・。
もともとナチュラル趣向のみゆきさん。彼女の得意分野、ことにマイブームは寝ても覚めてもスキンケア。「特に今『イグニス』にハマっています。香りもよく、ここ2ヵ月くらいですべてのアイテムを揃えてしまいました。中でもお風呂の中でのパック『アロマティカルマスク』は、半身浴で使用するとまたカクベツ!」と、話は尽きない。サイト中でも紹介されているが、集められたシートマスクのコレクション数も圧巻。「香りのいい入浴剤とシートマスクは今私のスキンケアの超定番です。」
マスクに関して話の止まらない彼女からは、与えられる情報のみならず、自分から情報を発信したいという熱意を感じる。 そもそも、化粧品というものにはそんな“衝動”がたくさん込められているのだ 。

コスメ道を極めたいあなたへの3か条
自分なりの「コスメ道」を切り開きたいと思っている人へ、みゆきさんから3つの提案。
その1 とにかく雑誌を買う
雑誌で情報をこまめにチェックするというのは、基本中の基本。
その2 行ったことのないカウンターにも勇気を出して行く
新たな発見は、新しい出会いの中に存在するもの。もはや言うまでもありません。
その3 コスメサイトの掲示板に参加する。
みゆきさんが最も大切にしていることはこれ。自身のサイトを運営しつつも、ほかのコスメサイトに書き込みを欠かさないという彼女。ひとつ書き込みするごとに、それ以上のことを得られるというのが持論。「確かに最初は緊張するけど、レス(お返事)が返ってくると、すごくうれしいから。やめられないです。」

日常生活ではなかなか「コスメ好き」という人に出会うことはないかもしれない。でも、ネットならそれが可能になる。「さらに好きなものがいっしょだったりすると、もっとうれしいですよ。そんな出会いが増えるといいなあと思ってます。」

根本ゆみ



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