

気温がグンと下がり、一年で一番寒い季節がやって来ました。体が芯から冷えたとき、恋しくなるのはやはりお風呂!子供の頃、熱めのお湯に「肩までよくつかりなさい」−そう言われた人も多いのではないでしょうか。
実は、体を温める入浴法は全く逆。知っているようで知らない、体を芯から温める入浴方法と、身近にある素材を使った入浴剤の作り方をご紹介していきましょう。
熱いお湯は体を温めず、ストレスになる!
体を温めるのは、熱いお湯よりぬるめのお湯にじっくり入ることです。熱いお湯は、皮膚を強く刺激し、ストレスになります。また熱いお湯であるほど、長くつかっていることはできません。したがって、お湯で温められるのは皮膚の表面だけで、体の芯までは十分に届きません。
そこでお湯につかるのは、ぬるめのお湯にみぞおちまでで十分。肩までつかると体に負担がかかってしまいます。心臓を温めすぎると、心拍数が高まるからです。通常でも、入浴は内臓を刺激し、かなりの運動量に相当します。
体を芯から温める入浴法
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「温冷浴」 |
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水とお湯に交互につかる方法で、血液循環をよくするほかに、皮膚をほどよく刺激し、自律神経の働きを活性化します。水につかるのが嫌な人は、風呂上がりに足元に水をかけるだけでも、湯冷めしにくくなります。
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「部分浴」 |
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おへその下だけ入浴する下半身浴や足浴・手浴で、いずれもこれらの部位の血液を活発にし、冷えのもとである手足に滞った血流を促す効果があります。
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「分散浴」 |
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10〜15分お湯に入り、2〜3分お湯から出て、また入るということを繰り返す入浴法です。同じお湯に続けて入る通常の入浴より、「分散浴」の方が、体が温まって、入浴後も湯冷めしにくいことがわかっています。 |
冬のかゆみ対策
乾燥する冬は、肌のかゆみが気になる季節でもあります。TV番組『ためしてガッテン』(NHK)によると、冬のかゆみの7割はお風呂が原因だと言います。かゆみに悩んでいる方はここでもう一度、入浴方法を見直してみましょう。
お風呂では体を洗いすぎないようにします。あかすりでゴシゴシこすると、肌の角質層を痛めて、かゆみの原因になります。泡だけで洗っても、洗浄後の細菌は十分減少します。また、角質層を壊さないので、肌の水分量を保つことができます。
家庭にある身近な材料で自家製入浴剤を作り、快適バスタイム!
12月22〜23日ごろの冬至にはゆず湯、5月5日の端午の節句にはしょうぶ湯など、日本では昔から季節に応じ、自然の素材を生かした「入浴剤」を生活の中に取り入れてきました。また、現在では風呂好きの日本人に応える入浴剤が多種多様に販売されています。
市販の入浴剤を利用するのもいいですが、自宅にある身近な素材を使った自家製入浴剤を作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
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みかん、ゆずなど柑橘系の皮
皮を洗って乾燥させます。皮は無農薬・有機栽培のもの、ノーワックスのものを選びましょう。それを木綿の袋かハンカチに包み、お風呂に入れます。柑橘系の皮は保温効果を高めるだけでなく、皮膚にもよい刺激を与えるので、冷え性の解消によいと言われています。湯上り後、ほのかな香りと共にポカポカしそうですね。
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柑橘系の皮の成分には光毒性がありますので、直射日光を浴びるとシミになる恐れがあります。出かける前の入浴は避けて下さい。 |
大根の葉
冬の野菜の代表と言えば大根。体がホカホカ温まる鍋や煮物にも重宝する野菜ですが、葉が入浴剤として使えることはご存じでしょうか?作り方は簡単。大根の葉を日陰に干しておいて、木綿の袋かハンカチに包み、入浴時に入れます。血行を促進する働きがありますので、冷え性の人はぜひ試してみて下さい。ドクダミの葉でも同様の効果があります。
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大根の葉を使う場合は、無農薬・有機栽培のものを使いましょう。 |
ヨモギ
血行を促進し、疲れをとる働きがあります。茎先20センチくらいの生の葉5〜6本を細かく刻み、その葉を袋に入れます。袋は木綿のほか、ストッキングやだし袋も使えます。その袋を水から煮出して、10分間沸騰させ、煮汁だけを浴槽に入れます。
ビワの葉
3〜4枚のビワの葉をきれいに洗い、そのまま浴槽に入れます。ビワの葉は、皮膚の代謝を高めたり、疲労回復の働きがあるだけでなく、水をきれいにする作用もあります。
お酒・酢
お酒や酢も入浴剤として使えます。酒風呂は一般家庭の浴槽で500ミリリットル(コップ3杯)くらいを入れます。日本酒は安価なもので十分。最近は浴用の酒も市販されています。酢風呂の分量も、酒風呂と同様、500ミリリットル(コップ3杯)くらいの酢を加えます。使うのは、お酒も酢もできれば合成でないものがよいでしょう。多すぎると、匂いが強すぎるので注意しましょう。
お酒や酢に含まれているアルコール分は、毛穴の脂肪や老廃物などの汚れを溶かし出す働きがあります。酒・酢風呂に入浴後、お湯は普段より汚れていますが、それは体から汚れや老廃物などの余分なものが出て、毛穴が掃除できたからです。
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酢を入れると、人工大理石の浴槽は変色することがあります。お酒や酢を浴槽に入れる前に、必ずメーカーに確認して下さい。 |
米ぬか
米ぬか500〜600gを布袋に入れ、浴槽に入れ、よく揉みながら使います。または、ぬか袋をあらかじめ3〜3.5リットルの水で煮出し、この煮汁を加えて入浴します。米ぬかは汚れを吸着する働きがあり、洗浄剤として昔から使われていました。玄米を生成した後に残る米ぬかは、リノール酸、ビタミンB群など皮膚の健康に有効な成分が含まれており、肌の手入れにも適していると言われています。肌が乾燥しがちなこの季節、試してみる価値がありそうです。
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メーカーによると、循環式型バスなど、入浴剤成分が配管に残るとトラブルが発生する場合もありますので、ご紹介しました入浴剤を使用する前に、必ず確認して下さい。 |
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体への影響が大きいため心臓の弱い方や、体調のすぐれない方は使用を控えて下さい。 |
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