まず注意しておきたいのは、口臭は誰にでもあり、異常なことでも恥ずかしいことでもないということ。本来生きている証として、生物には「におい」があります。欧米人は何もしなければ、体臭や口臭があって当然という考え方が定着しています。口臭の原因は幾つかに分類されます。
| (1) |
生理的な口臭 |
| |
これは誰もが持っているにおいで、基本的には気にならないものです。緊張してだ液が出にくくなると、口臭が発生します。また、睡眠中は口を動かさないので、だ液の分泌が少なくなり、バクテリアが増えやすい環境になります。朝起きたときに口臭を感じるのは、そのためです。これらは、特に気にする必要はありません。 |
| (2) |
食べ物による口臭 |
| |
ニンニクやニラ、ネギなどのにおいの強い食べ物を食べた後に、口臭がひどくなることがあります。体内に取り込まれたにおいの元となる成分は腸で吸収されて血液に混じるため、いくら歯磨きをしても口臭を完全になくすことはできません。これは牛乳やレモン、緑茶などの消臭効果のある食べ物を組み合わせることである程度、防ぐことができます。 |
| (3) |
病気が原因の口臭 |
| |
代表的なものは虫歯や歯周病ですが、これらは口臭の元になります。食べカスをそのままにしておくと、口腔細菌が悪臭の元になる揮発性硫黄化合物を発生させます。 |
| (4) |
その他 |
| |
胃腸の具合が悪かったり、肝臓や肺の病気、糖尿病、口腔器関係の病気が口臭の原因になっていることもあります。歯医者で定期的にケアを受けて、きちんと歯磨きをしているのに口臭がきついといわれる人は、他の原因を疑ってみる必要があります。専門家によると、口臭の発生源の約8割は口の中にあり、残りの2割は呼吸器疾患や消化器疾患が原因といいます。ここでは前者の口臭について、レポートしていきます。 |
|