2001.6.15号




 イソフラボン

大豆の効果……と聞いて、皆さんは何を連想しますか? 「植物性の良質タンパク質」というフレーズが多いかと思いますが、実は今この大豆の胚芽部分から抽出される「イソフラボン」という成分が注目を浴び、話題になっています! 身体にはもちろん、肌にもいいイソフラボンの効果について調べてみました!


日本人ならでは。脅威のイソフラボン・パワー
女性ホルモン様の働きをすることや、骨粗しょう症を防止、美白作用など、今その驚異的な作用に世界中から注目されている成分、イソフラボン。イソフラボンは大豆の胚芽部分から抽出される成分。
豆腐、納豆、味噌、しょう油……という具合に、西洋人に比べて大豆の摂取量がはるかに高い日本人にとっては最も身近な美容成分と言えそうです。
イソフラボンには、3つの大きな特徴があります。

(1) 更年期障害の緩和
(2) 骨粗しょう症予防
(3) 美白作用


更年期障害を緩和!
そもそも更年期障害とは、女性ホルモンのバランスが崩れて起こる身体のトラブル。
「植物性女性ホルモン」の異名をも持つイソフラボンが効果を発揮してくれます。実際に私達の体内にある女性ホルモンに比べるとかなり弱い作用ではあるのですが、イソフラボンは、更年期を迎えると同時にどんどん低下していく女性ホルモンの分泌を助けてくれます。そのため、女性の大敵である「更年期障害」を軽減してくれることがわかっています。
ところで…更年期障害って、どんなこと?

中年期(40代位から)の多くの女性を悩ませる「更年期障害」。女性の身体のなかで、卵巣が最も早く「定年」を迎えるのですが、閉経(月経が終わること)と同時に、女性ホルモンのバランスが崩れ、さまざまな症状となって起こります。
そもそも女性ホルモンの分泌は、10代から上昇し、20〜30代の半ば頃にはピークを迎えますが、30代半ば過ぎから下降の一途をたどり、40〜50代、そして60歳を過ぎると、もうほとんどゼロ状態。更年期障害はこの時期に最も多いのですが、最近では急激なダイエットなどによる身体の老化も低年齢化が進み、なんと20代の働く女性たちの間にもみられるようになったそう……コワいですね。
主な症状としては、のぼせやほてり(ホットフラッシュと呼ばれています)、動悸など。こうした症状が、物理的な理由(運動や心境の変化など)なくして自律神経の失調とともに起こります。もうひとつ更年期障害の恐ろしいところは、心にも影響を与えるということ。理由もないのに不安になってしまったり、今までよく眠れた人が急に眠れなくなってしまったり……。寝不足で頭痛やめまいを感じ、また眠れなくなって…などという悪循環にも陥りやすいのです。


骨粗しょう症予防
最近、吉永小百合さん出演のCMでも話題ですが、「骨は生まれ変わる」というフレーズの通り、骨は約3ヶ月から1年周期で新しい骨に生まれ変わっています。でも、30歳頃をピークに、40歳以降くらいからこの骨代謝のバランスが崩れ始め、閉経期を迎える頃にはさらに早くなり、中に空洞が出て骨自体の強さがなくなるスカスカの骨に。それが骨粗しょう症。骨粗しょう症になると当然、骨折しやすくなったり、ひどくなるとその骨折が原因で動けなくなってしまうなんてことも……!
カルシウムはもちろん大切ですが、イソフラボンはカルシウムの作用を助け、この骨の代謝バランスを整えてくれる役割もあるのです。
カルシウムが少ない日本人でも、骨粗しょう症患者は
西洋より少ない…!?


日本人は西洋人に比べてカルシウムの摂取量が極端に少ないというのは周知のこと。でも、それでも、西洋人が年をとってから骨粗しょう症にかかる率は、日本人がかかる確立の3倍以上なのだそう! 先にも述べたように、古くから大豆を進んで食べていた日本人の食生活の中には自然とイソフラボンが活躍してくれていたんですね! 改めてイソフラボン・パワーに脱帽。


大豆イソフラボンは「植物のプラセンタ」!!
大豆の胚芽部分にもっとも多く含まれるイソフラボンは、細胞を再生してくれる働きがあることから「植物のプラセンタ」とも呼ばれています! 「味噌づくりの職人さんの手は白い」という話もあるようですが、それはまさしくイソフラボン効果なのかも知れませんね。
 イソフラボンの美白作用は「コウジ酸」をはるかに上回り、「アルブチン」に匹敵するほどの威力を発揮。紫外線などのダメージを受けて過剰に生成されるメラニン色素の合成を抑え、さらにはできてしまったシミにも直接的に作用。さらに、肌の老化原因である活性酸素を除去して、シワ・タルミなどを防止する抗酸化作用と、肌の水分バランスを整える……などなど、まさに100%植物性の「夢の若返り成分」なのです♪


イソフラボンをいち早く取り入れた話題のアイテム♪
ナチュラルまえだ工房
★「黒大豆石けん」
 \850

知るひとぞ知るクチコミ石けんと言えばコレ。丹波産の黒大豆は通常の白大豆よりも1.5倍のイソフラボン効果があるとのだか!美白、保湿、抗酸化と美容3拍子が揃ったこの石けん、ぜひ試してみたいですよね。
http://www5.nkansai.ne.jp/shop/natural/list.htm
ISORAL(イソラル)
★「ミルキーエッセンス(美容液)」
 50ml \3,500

大豆イソフラボンを主成分とする化粧品が、スキンケアからファンデーションまでフルライン揃えられるのが魅力。なかでも肌の新陳代謝を整え、皮脂膜のような薄いヴェールを作る「ミルキーローション」がオススメ。乳液のように気軽で、しかも美容液なみの保湿力。多くの女性誌でクチコミ的に絶賛されていて圧巻です!
http://www.isoral.co.jp/
ユースキン製薬
★「ユースキン ルドー 薬用アクネウオッシュ」
 200ml \1,200
★「ユースキン ルドー 薬用アクネローション」 150ml \1,200

敏感肌の女性たちに支持されていることで有名な「ユースキン」の中で、女性ホルモンバランスの乱れやストレスによってできる「大人のニキビ」に焦点を絞って開発されたライン。大豆イソフラボンは、合成油脂成分などから作った保湿成分が肌に合わない、という人にはうってつけ。
http://www.yuskin.co.jp


大豆イソフラボンを食べる!
大豆イソフラボンの理想摂取量は1日50mgといわれています。大豆食品を積極的に摂ることで、女性ホルモンの欠乏を補うことができるのです! TV番組『あるある大辞典』では、あの活性酸素を防ぐ「ポリフェノール」のひとつとしても注目されました。ワインだけじゃないんですね。

大豆イソフラボン50mgを摂取できる食品の量はこんな感じ
豆腐=半丁(約100g)
これからのシーズン、冷た〜くした冷奴ならいくつでも食べられそうですね。
 
納豆=1パック
納豆は夜食べれば、動脈硬化などの予防にもいいそうです!
 
煮豆=1食分(60g)
煮豆は、お惣菜屋さんならだいたい100g単位で買えますよね。ランチに1品加えるだけでいいんですよ!
 
きなこ=20g
これだけで食べるのはちょっと至難のワザですが、ヨーグルトに混ぜて食べると意外においしいのです。

根本ゆみ


<次回は…>
「女性ホルモン」、そして「植物性プラセンタ」と、嬉しいキーワードばかりの大豆イソフラボン。女性にとっていいことずくめの成分なんですね。サプリメントやタブレットなども多くなってきた最近では、「化学的に合成されたもの」や「その他の植物から抽出したもの」など、イソフラボンにもいくつかの種類が登場してきているようです。でも、医学的、皮膚医学的な観点から検証済みのものは、今のところ「大豆イソフラボン」だけ。十分に見極めて、上手に摂り入れてくださいね!
化粧品成分として注目される成分を中心にご紹介してきました「成分マニュアル」は今回が最終回。
次回お目にかかる時は、食べ物の成分を中心にご紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!



Copyright (C) 2001 Island Magic Inc. / kireine.net All Rights Reserved.