| 自然の恵みがたっぷり含まれた旬の素材の味は格別。味だけではありません。旬の素材には、そのとき私たちが必要とする栄養分が豊富に含まれているのをご存じですか?食卓に季節感のある食材を取り入れることは、心を豊かにしてくれます。食べておいしく、そして内側から美しくなれる。そんな旬の素材が持つ魅力に迫ります。 |
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| 皆さんは、梅の旬が何月かわかりますか?答えは6月。梅雨(つゆ)という漢字も、そもそも「梅の実が熟す頃に降る雨」であることから当てはめられたものだといわれています。梅はすっぱいだけでなく、さまざまな効用があり、身体を活性化させてくれます。今回はそんな梅の底力をご紹介します。
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| 梅の実の収穫は1年に1度 |
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春が来たことを教えてくれる花といえば“梅”。桜よりも早く、きれいな花を見せてくれますね。その梅が実りの時期を迎えるのが、6月。季節を問わず、さまざまな野菜や果物が気軽に手に入るようになりましたが、梅の果実だけはこの時期でないと手に入れることができません。
梅干や、梅酒、梅酢など私たち日本人には大変なじみが深い食べ物ですが、梅はいつ頃から、日本で栽培されるようになったのでしょうか。 |
もともと梅は中国から薬木として伝わり、奈良時代にはすでに日本でも栽培されていました。万葉集の中には、梅がたくさん詠まれています。百人一首の中にもある大変有名な「人はいさ心は知らずふるさとは花ぞ昔のにほひなりける」(紀貫之)の歌も梅を詠んだものです。
梅は食用としての実梅(みうめ)と、花を観賞するための花梅(はなうめ)に大別することができます。現在、品種はおよそ300種類以上もあり、用途に応じた栽培がされています。 |
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| 疲れた現代人に効く梅パワー |
梅が身体にいいのは、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸が含まれるから。特に梅干にはたくさんのクエン酸が含まれ、疲労回復、殺菌効果、消化促進、整腸作用、老化防止などうれしい効果がたくさんあります。
梅干には内臓を強化する働きもありますので、夏バテや二日酔いの解消になります。食欲がないときや疲れ気味のときには、健康のためにも梅干を食べるとよさそうです。
また最近、青梅1kgからわずか20gしかとれない「梅肉エキス」がマスコミで取り上げられ話題になっています。この梅肉エキスには、血液をさらさらにしてくれるというムメラールという成分が含まれています。「梅肉エキス」はインターネットや通信販売などで入手することも可能です。 |
| 自宅で梅酒を漬けてみよう! |
季節になると生梅を購入して、梅干や梅酒を漬けたりする方もいらっしゃると思います。梅を選ぶときには酸味が強すぎず、皮が薄いのが良質といわれています。また、梅の実の未熟なものにはアミグダリンという有毒物質が含まれているので要注意。生で食べないように気をつけましょう。ここで、自宅で手軽に作れる梅酒の作り方をご紹介します。
梅酒
材料(1人分):
青梅 500g / 氷砂糖 150〜250g / ホワイトリカー 1L
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青梅はよく水洗いし、ザルに上げて水気を切ります。爪楊枝で青梅のヘタの黒い部分(なり口)を取り、乾いたふきんで丁寧に拭いておきます。 |
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保存ビンに梅と氷砂糖を交互に入れて、ホワイトリカーを注ぎます。 |
| (3) |
漬け込んで3ヶ月経った頃から飲むことができます。取り出した梅はそのまま食べても、砂糖で煮てジャムにしてもOK。 |
(Point)
保存ビンは熱湯消毒、自然乾燥してから使います。酒の保存と保管は直射日光の当たらない、風通しのよい涼しい場所を選びましょう(冷蔵庫は不可)。 |
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| 梅干を使って料理の幅を広げよう! |
梅干は魚と一緒に煮たり、サラダに入れたり、いろいろな料理に応用でき、ほどよい酸味が味のアクセントになります。食べ物が傷みやすくなる梅雨から夏のシーズンに、お弁当のおかずとしても使える一品をご紹介します。
肩ロース薄切りの梅ジソ巻き
材料(1人分):
豚肩ロース薄切り 300g / 梅干 8個 / 青ジソ 15枚 / サラダ油 適量
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梅干の種を取り、包丁で細かく叩きます。 |
| (2) |
スプーンを使って青ジソに梅を塗ります。それを薄切り肉の上にのせ、1枚ずつ巻いていきます。 |
| (3) |
油をひいたフライパンを熱して、ロース肉の巻き終わりを下にしてこんがり焼きます。 |
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writer's eyes
小さい頃は梅のすっぱさがどうにも苦手だったライターですが、大人になるとともに、梅干の素朴な味に心ひかれるようになりました。梅と違って、逆に「どうしてあんなに好きだったんだろう?」と思うような食べ物もあります。年齢を重ねることで、外見や内面だけでなくて、味覚にもまた変化があるのですね。 |
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