| 自然の恵みがたっぷり含まれた旬の素材の味は格別。味だけではありません。旬の素材には、そのとき私たちが必要とする栄養分が豊富に含まれているのをご存じですか?食卓に季節感のある食材を取り入れることは、心を豊かにしてくれます。食べておいしく、そして内側から美しくなれる。そんな旬の素材が持つ魅力に迫ります。 |
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| 「冬」という名がつきますが、れっきとした夏野菜の冬瓜(とうがん)。保存に適し、まるごと冷暗所に置いておけば、冬まで貯蔵できることに由来しています。キュウリと同じウリ科の植物で、さわやかな味わいが特徴的です。水分が豊富で、体熱を下げる効果もあります。夏バテしがちなこの季節。冬瓜を食べて、身体の中から健康になりましょう。 |
| 薬膳や漢方で重宝されている冬瓜 |
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冬瓜はウリ科の野菜で、かんぴょうの原料になるユウガオ、奈良漬けにするシロウリ、ニガウリなどが仲間です。原産地はジャワといわれ、中国では古代より栽培されていました。日本には中国から朝鮮半島を経て、4世紀頃に伝えられ、古くから食用とされてきました。今では、熱帯アジア、中国、日本だけでなく、アフリカ、アメリカなどで広く栽培されています。 |
昔は夏に収穫し、風通しのいい場所につるして、春先まで保存していました。しかし、現在は沖縄から冬場に出荷されるようになり、1年中、市場に出回るようになっています。
最近、低カロリーのダイエット食材としても注目されていますが、昔から利尿効果があることが知られていて、民間薬として使われていました。また、果実の中にある種はリノール酸を含み、漢方薬に配合されて、利尿薬、消炎剤、緩下剤として利用されます。種を乾燥させて空煎りし、お酒のつまみにすれば効果的な健康食にもなります。 |
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| 夏バテした身体にうれしい食材 |
冬瓜の96%は水分。そのため、昔からむくみをとったり、熱を下げる効果があります。ミネラルは少量ですが、ビタミンCが豊富で100g中に41mg含み、一度に食べる量が多いので、ビタミンCの効果が期待できます。ビタミンCは肌のしみを薄くする効果があるだけでなく、身体の免疫力を高めてくれますので、夏バテした身体にもうれしい食材です。
選ぶときには、粉が均一についていて、皮にしわがなくずっしりと重いものを選ぶといいでしょう。形は丸いものとだ円のものがありますが、味に変わりはありません。大きいものは1mくらいになるものもありますが、カットして売られていますので、必要な分だけ買うことができます。 |
| 夏らしい煮物を作りましょう |
煮ると透き通ったひすい色で清涼感があり、冷やすとトロッとした食感がある冬瓜。これなら、夏バテ気味で食欲のないときでもたっぷり食べられそうです。
また、冬瓜は実がやわらかく、包丁でサッと切ることができ、扱いがとっても簡単。実のきれいな色を楽しむため、皮むき器を使うと薄くむくことができます。さらに、しょうゆで味をつけるときには、薄口しょうゆを使い、量もひかえめにします。
調理するときには、味が淡白なので、ホタテや鳥のスープなど、うまみのある材料と組み合わせて使うのがポイント。今回はホタテの缶詰を使って手軽にできる、煮物をご紹介しましょう。冷やして食べてもおいしく、夏ならではのひんやりとした味わいが魅力の一品です。
冬瓜を使った冷たい煮物
材料(1人分):
ホタテ貝柱缶 大1缶(150g) /
冬瓜 1/2個(500〜600g)
| (1) |
冬瓜は薄く皮をむき、中央のわたの部分を取り除き、一口大の大きさに切ります。 |
| (2) |
鍋に冬瓜を入れ、ひたひたにかぶるくらいの水を入れます。それから、ホタテの貝柱缶を缶汁ごと鍋に入れて、火にかけます。 |
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冬瓜に火が通ったら、塩で味をととのえて、冷まします。 |
(Point)
缶詰の種類によって、味が異なりますので、缶汁の量や塩の量は適宜、加減してください。ホタテの貝柱缶がない場合には、カニ缶やトリガラスープを使って煮込めば、また違った味わいが楽しめます。 |
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writer's eyes
もっぱら和風か中華風の味付けで食べている冬瓜ですが、インドではカレーに入れることもあるのだとか。冬瓜は淡白な味なので、おいしそうな気もしますが、まだ一度も試したことはありません。同じ食材でも、住む場所や習慣の違いで、使い方はずいぶん異なるようです。 |
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