2003.1.29号


 

 リモネン

お正月休みはいかがお過しでしたか? 今年はお休みがちょっぴり長めだったこともあって、その分「お正月太り」に後悔してる人も多いんじゃないですか? あまり動くこともなく飲んだり食べたりダラダラと過すのもいいけれど、胃や腸はとっても疲れています。そこで知っておくと役にたつのがこの「リモネン」の効果♪ 『解決!クスリになるテレビ』(テレビ東京系列)や、『発掘!あるある大辞典』(フジテレビ系列)などでも取り上げられているので、耳にした方も多いはず。とっても身近な成分にして、今やいろいろな分野で活用されているこの「リモネン」。毎日の生活に活用して、気分も身体もリフレッシュしましょう!


リモネンとは?
「リモネン」という名前を聞いてピンとくる人、多いでしょう? そう、レモンという響きに似たこの成分は柑橘(かんきつ)類に含まれる精油成分なのです。
オレンジやみかん、グレープフルーツなどのボコボコした皮の中にツブツブがあるのをご存知ですよね?「リモネン」はその部分に含まれる成分。皮を手でむいた時にちょっと手がぬるぬるしますね。その“ぬるぬる”こそ「リモネン」という精油成分なのです。


生活習慣病の快復に!
続々と新たな研究が進められているなかで、最も注目されている効果のひとつには、皮下脂肪や内臓脂肪などの蓄積を抑制し、血液中の脂肪量を減らしてくれるといううれしい効果もあげられています!実際に、リモネンワイン(注:後述を参照してください)を試した女性の体脂肪が、たった1週間で5%以上も減少したという実例があるほど。(「スーパーニュース」フジテレビ系列 月〜金18:00〜)


毎日実践♪積極的リモネン生活
リモネンワイン
TVで話題になった「リモネン」ドリンクをご紹介しましょう!
ポリフェノールが身体にいいということは既にご周知のとおりですが、ポリフェノールといえば、やはり赤ワイン。そこで、この方法は赤ワインにオレンジの皮スライスを入れて飲むというごくごく簡単な方法なのです。赤ワインがちょっとニガ手……という方も、オレンジの爽やかな香りが広がって、渋みも少々解消されるので飲みやすくなるという利点もあります。あ、でもくれぐれも飲みすぎにはご注意ください!
毎日1杯のグラスワインで健康になるなんてちょっといいですよね。リラックスしてお楽しみください。

写真は私が実践中(まだ4日目です)の“リモネンワイン”です。いろいろ味を試してみましたが、\1,000前後の手頃なワインの方がオレンジの香りと相性がいいようです。グラスワイン1杯にオレンジの皮、2mm程度に薄切りしたものを3〜4枚が丁度いい感じです!

リモネン風呂
オレンジの皮を、今度は日本酒にヒタヒタに浸して一晩おきます。翌日、その液体をお風呂に入れるだけで身体はホカホカ、しかもリモネン成分が毛穴につまった汚れをきれいに分解してくれるのです。(この、毛穴をキレイにするという論理から、育毛剤にリモネンが使用されている商品も多いんですよ)
脂性肌や、汗の匂いが気になる方などにもいいでしょう。

リモネンには光毒性があり、皮膚に塗ってすぐに直射日光を浴びるとシミになる恐れがあります。日中のご使用には、くれぐれもご注意ください。

リモネンの香りでアロマテラピー
グレープフルーツやオレンジのエッセンシャルオイルは、このリモネンから作られています。そうです、これこそ天然の凝縮成分。ルームコロンとして、また、気分のリフレッシュとして幅広く活用できそうですね。ちなみに、グレープフルーツは学名を「Citrus paradisi」といって、この“ paradisi”とは“paradise=楽園”を語源としています。その語源の通り、この爽やかな香りは、身体や気分にのしかかったストレスを取り去り、生きる喜びを回復してくれるというもの! お風呂上りのリラックスタイムももちろんですが、個人的には朝のお仕事前がおすすめです。ハンカチに少量のオイルを染み込ませておいて、オフィスでクンクン……♪ やる気も出てきそう!
植物の恵み エッセンシャルオイル図鑑<4>ビターオレンジ
植物の恵み エッセンシャルオイル図鑑<10>グレープフルーツ


通販でも人気のオレンジクリーナー
このリモネンの洗浄・浄化作用を利用したクリーナーがアメリカから発売されて、大ブームとなっています。日本の台所用洗剤にも最近“オレンジオイル配合”なんてコピーが見うけられていますよね。主に油汚れを落とすのに効果があるといわれており、窓拭きや冷蔵庫など、知らず知らず油まみれになる場所のお掃除に役立ちます。試しに、油性ペンで冷蔵庫に落書きしてみたのですが、オレンジの皮でゴシゴシしてすると、きれいになりました。 何よりも、天然成分というところに惹かれますね♪


こんなところでも活躍してます!
皆さんは発泡スチロールがどうやって処理されているかご存知ですか? 従来は熱で溶かす方法でした。しかし、燃やすことによって生まれる有害物質の問題やリサイクル時の物性劣化を避けるという目的で、ソニー中央研究所環境研究センターが開発したリモネン式処理方法。例えば、発砲スチロールの表面にオレンジの皮をこすりつけると、そこに穴が開くのですが、それとまったく同じ理論。大量に抽出されたリモネン液につけるというシンプルな発想で、スチロールを溶かすという極めて安全で環境にやさしい方法なのです。(化学物質は、分子構造が似ているもの同士は溶けやすいという性質があり、発泡スチロールの分子構造はリモネンの分子構造によく似ているのだそうです)。


根本ゆみ


< Writer's eyes >
発泡スチロールのリサイクルに使用されているという話は調べていて私も少々驚きました。そんなに溶解力の高いものを食べたり飲んだりしてもいいのかな…なんて心配にもなりましたが、溶解液にはリモネンの量が違いますしね。また、柑橘類はビタミンCなども豊富で身体に良いと昔から言われているものの、過剰に摂り過ぎると胃壁が荒れるなんてこともありますので、くれぐれも胃の弱い方は食べすぎにご注意くださいね。
お酒大好きな私としては、リモネンワイン、現在も続行中です。自分の体脂肪率も毎日測定中なので、もし“脅威の結果”がでたら次回の「成分マニュアル」でお伝えします!



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