2003.10.8号






 今でこそ「パワーストーン」と呼ばれている天然石の数々。古代エジプトの時代から、あるいはもっともっと遥か昔から、石は人々の願いを叶え、また健康を守るために珍重されてきたといわれています。今回からスタートする連載では、身近に手に入れることのできるパワーストーンの魅力を大研究。自然の力を味方につけて毎日を何十倍も楽しくしていきましょう。



パワーストーンという存在について
トルマリンやヘマタイトなどの電気的特性をもつ石の性質については現代科学において比較的簡単に知ることができるようになりましたが、石の性質は科学的なものだけではありません。
日本では勾玉(マガタマ)などが知られているように、古くから世界中の王侯貴族たちの装飾品として身につけられていた石。珍重された理由は、見た目の美しさだけではなく、不思議な力が宿っていることを知っていたからだといわれています。また、古代人たちは、石のみならず、この世のすべてのものには魂が宿っていると信じ、自然のありとあらゆるものを尊重して“その声を聞いてきた”のです。

パワーストーンと人の関わり

石が人の※波動に同調してその力を発揮するというのがパワーストーンのおおまかな概念。石にもそれぞれ波動が存在し、石の波動と石を持つ人の波動とが共鳴するか否かが、いわゆる“相性”を決めるポイントになるようです。長い人類の歴史の中でそれぞれの石の持つ効能が言い伝えられ、現代のパワーストーンの系譜となっています。

※波動とはなんでしょう?
果てしなく難しいお話ですが、「世の中にあるすべての物質の根源は、分子→原子→そしてさらに細かい“素粒子”である」ということが、量子力学(物理学のひとつ)の観点から推測されています。 原子や素粒子は微弱ながら絶えず振動しているという理由から、私たち人間を含めたすべての物質も振動しているのであるという考えが生まれました。その振動が「波動」と呼ばれています。簡単に言ってしまいましたが、実はこれ、宇宙を知るに等しい問題なのだそうです!


タイガーアイは、別名「虎目石」とも呼ばれ、南アフリカ西部のグリカランドという地域でしかとれない石です。 角度によって光る茶褐色の層が、まるで虎の目のように見えることからこう呼ばれています。
虎が「千里を走り、千里を見通す」といわれる通り、この石はすべてを見通す「第三の眼」「神の眼」「心の眼」として崇められ、古代エジプトでは神像の目に使われていたこともあったそうです。

集中力や洞察力、知覚力を高め、仕事運、財運・金運を向上
邪悪なものを見極め、人の恨みや嫉妬から身を守る
人間関係をスムーズにする
血行や内蔵諸器官の浄化を助ける

不安・不況渦巻く現代において、最も人気が高いパワーストーン。このタイガーアイに名前を彫った印鑑を販売しているお店も多くみられるようになりました。
風水的観点からは、その茶褐色の色から、部屋の東北に保管すれば仕事運が、南西に保管すればなんと結婚運が向上するという説もあるそうです。


パワーストーンを選ぶ時、最も重要なのはその人の直感。
「なんとなく気になったから…」「パッと目についた」などの何気ない直感が、最良の石との出会いを示しているといわれています。
その人の、その時の状況や気持ちなどが自然と石を引き寄せているのかもしれません。
そんな直感を信じて選ぶためには、まず素直な気持ちで石に向かうことが大切。
例えば、アクセサリーに加工する石を選ぶとき、 「いつも○色系の服が多いから○色を選んでおこう」なんて思ったとしたら、それはその石を意識的に選んでいるのであって、 本当に今のその人に必要な石かどうかは疑問です。
ストーンヒーリングで人気のサロン「ナ・ムー」の成瀬恵剛さんいわく、「理屈っぽい人ほど石を選ぶのに時間がかかったりするんですよ。」直感で選ぶって、簡単そうで実はとても難しいことなんですね。



なんと!タイガーアイのお風呂を発見!!
「豊島園 庭の湯」にはパワーストーンを利用したお風呂が人気。
なかでも、タイガーアイ約1トンを浴槽に張り巡らせたというお風呂には、疲れた身体にを吹き込む効果があるとか!
マイナスイオンを発生させるトルマリンのほか、水晶風呂もあります♪
豊島園・庭の湯
http://www.toshimaen.co.jp/niwa-yu/niwanoyu.html


根本ゆみ

writer's eyes
 私自身、パワーストーンに魅せられて早2年。 もともとはインディアンジュエリーが好きで、ターコイズなどで作られたアクセサリーを集めたのがきっかけでした。 古くは、インディアン達も「万物に魂が宿る」と信じ、大地が生んだ、ありとあらゆるものに敬意を払ってきたとのこと。 情報に溢れた社会で暮らす私たちと違い、大自然の中、 純なままの五感を生かして生活していた古来の人々は自然の威力を肌で感じ取り、生活に活かしてきたんですね。 古来の人の偉大さ、そして自然の産物の力につくづく感激です。 今回からお送りする連載を通じて、私自身、 ますますストーンパワーに夢中になってしまいそうです!
次回は“魅惑のピンクの石たち”です。お楽しみに♪

■参考文献/ 「鉱物図鑑 パワーストーン百科全書331
―先達が語る鉱物にまつわる叡智」
     八川 シズエ・著 ファーブル館・刊/\2,800
「宝石&貴石 神秘力活用マニュアル」
   井村 宏次・著 ビイングネットプレス・刊/\1,600



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