2004.5.12号
日差しも徐々に強くなり、夏はもうすぐそこ。街を行く人々の洋服にも、爽やかな印象のブルーが目につくようになってきました。そこで今回は、吸い込まれるような群青色の石、ラピスラズリをフィーチャー。ラピスラズリは夏の誕生石ではありませんが、“ラッキーを呼び込む石”とも、“心を穏やかにして頭の回転をよくする石”ともいわれています。仕事もプライベートも「今年の夏こそ何かサプライズが欲しい…!」そう思っている方は、必見ですよ!
日本では「瑠璃」と呼ばれ、七宝(※Topicsに解説あり)の一つとして古くから珍重されてきたラピスラズリ。群青色に褐色の線模様があるのが特徴です。願い事を叶えてくれる石ということで、日本のパワーストーン・ブームを最も盛上げたパワーストーンの一つ。初心者にもその効果が比較的実感しやすいということもあって、誰でも仲良くなれる石です。
ラピスラズリのラピス(Lapis)はラテン語で“石”を、ラズリ(Lazuli)は“青”や“空”を意味するペルシャ語の“azward”が語源。 スペイン語やポルトガル語でいう「青」=“azul (アズール)”や、フランス語でいう“azur(アズール)”はこれに由来するそう。
古代エジプトでは、装飾品として扱われてきただけでなく、工芸品や宗教的な儀式を行うための道具として、また発色が良いことから画材や化粧品としてなど、日常の様々なシーンで使われてきたようです。人々はこの超自然的な力が病気にも効く…?と考え、眼病や鬱病、頭痛などの治療に、石を粉末にして塗ったり、服用したりしていたとする記述が残されています。美しさ&知性に加えて治癒力をも備えた石、なんだかとても頼れそうです♪
この石をつけることで生まれる効果
頭の回転を良くし、創造性を高める。
洞察力を高めるので、人と会うことの多い営業職やクリエイティブな職場で働く人におすすめです。
心を穏やかに保ち、精神をコントロールする。
忙しいあまりについついイライラしてしまう…そんな方はぜひ!
意志が強くなり、正義感が強まる。
仕事はもちろん、ダイエットでも何でも、とにかく目標を達成したいという人にはぜひ身につけていただきたい石です。精神修養や闘争意識を高めるために身につけるというスポーツ選手もいるそうです!
皮膚や眼に穏やかさを呼び込む。
一部では“美肌に効く”とも。心穏やかに過ごせばストレスとは無縁に、すなわち、お肌の調子も良好!ということですね。
一方、中国の風水では、ラピスラズリの色=群青色は、我慢強くなるという意味合いを持ち、同時に我慢している事を感じさせないようにする効果があるといわれているそうです。「真面目で几帳面な人♪」なんて思われたい人には、ラピスラズリが色という観点からパワーを発揮してくれそうです。ただ、あまり執着しすぎると、今度は「我慢をためこんでしまう」恐れもあるとのこと(!) 気をつけましょう。
「恋愛に効果あり」と思われがちなラピスラズリですが、この夏にどうしても衝撃的な恋愛をしたいと思っている方には、残念ながら効果はあまり期待できないかもしれません。なぜなら、ラピスラズリは「同士&同胞愛」「師弟愛」といった、心のつながりをもたらす石だからです。でも、すでに恋人がいる人には、嘘や浮気など「偽り事」を跳ね返すパワーがありますので、誠実な愛を育みたいと思っている人はカップルで身につけるというのもいいでしょう♪
石に向かって話しかける…なんて言ったら、ちょっと引いてしまう方もいるかもしれません。ですが、これは実際、声に出して話しかけることではなく、心の中で話しかけるということ。「石は持つ人の考えていることがわかる」のだそうです。例えば、何かの効果を求めてある石を身につけたとします。身につけて1ヵ月も経とうというのになかなか思い当たるような効果を感じられないと思ったら、あなたならどうしますか? きっと、「ニセモノを買っちゃったかな?」「きっと気休めよ…」「もっといっぱいつけなきゃダメかな…」なんて思いますよね。ストーンヒーリングサロン「ナ・ムー」主宰の成瀬恵剛さんいわく、そういった言葉を口にしなくても、石は感じ取ってしまうもの。 一日が終わり、その石のペンダントなりブレスレットを外す時、心の中で「今日もありがとう」「お疲れ様」なんてつぶやいてあげることで、石が元気になり、どんどんパワーを発揮してくれるのだそうです。不思議なお話ですが、石も生き物であるという考え方がベースになっている以上、その石にも人間に対するのと同じように「ギブ&テイク」でなければいけないということなのでしょう。「パワーストーン講座Vol.1」のこのコーナーでお話したように、自分にとって必要なパワーストーンとの出会いは“直感”が基本。これだ!という石に出会ったら、大切に扱ってあげたいものです。
ラピスラズリは七宝のひとつ。ところで七宝って?
仏教の世界では古くから、極楽浄土を彩るものとして「七宝華」「七宝樹」などと呼ばれた七宝(金、銀、瑠璃=ラピスラズリ、水晶、珊瑚、瑪瑙(メノウ)、真珠)というものがあり、「持つものを厄難から守り不老不死長寿の宝力を放つ」とされてきました。「七宝」と聞くと、こんなものを連想しませんか? そう、「七宝(しっぽう)焼き」。金属の素材(ほとんどの場合は銅)に薬を塗って7000〜9000℃という超高温で焼き上げたもので、作り方や工程によって種類もたくさんあります(「クロワゾンネ」という工芸もこのひとつ)。その鮮やかな発色を「七宝」に例えたことから「七宝焼き」という名前になりました。日本の伝統工芸と思いきや、実は古代エジプト時代からツタンカーメン王の仮面に使われていたこともわかったという古来の技法です。欧米では「エマイユ」、「エナメル」と呼ばれ親しまれている、実にワールドワイドな美術工芸なのです。
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根本ゆみ
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writer's eyes
「誠実」「誠愛」など、堅実や尊敬をイメージするパワーを持つラピスラズリ、いかがでしたか? 自分自身で身につけるのはもちろんですが、応援したい男性や尊敬する方へプレゼントするというのも素敵かもしれません。ラピスラズリはシルバーアクセサリーとして販売されているものも多く、シルバーと、とても相性が良いといわれています。ただ、耳にするピアスにはちょっぴり不向きという見解もあります。顔に近いせいか、強く印象づけてしまうため、効果が出すぎてやや“カタブツで内弁慶”な人に思われてしまうようです。リングやペンダントで上手にお付き合いするのがいいでしょう。
次回は夏のイメージにぴったりなターコイズをお届けしますのでお楽しみに!
■参考文献/
「宝石&貴石 神秘力活用マニュアル」
井村 宏次・著 ビイングネットプレス・刊/\1,600
「ぜったいキレイと言われる運命の美人色
―カラーイメージコンサルタント・菅原由美子が教えます!」
菅原 由美子・著 角川書店・刊/\1,500
■参考サイト/
「日本七宝会議」
http://shippokaigi.hp.infoseek.co.jp/
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