2000.12.15号

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 デパートのカウンターや雑誌で、「クリスマスコフレ」、「お得な限定コフレ」といったことばをよく見かけます。そう、小さな化粧品がこまごまとポーチに入った、あのセットのことです。売り場によっては「キット」と呼ばれていることもあります。

なにげなく「コフレ」と呼んでいるけれど、そもそもコフレって何だろう? どこの言葉で、いつから日本にあるのだろう? そんな疑問を晴らすために、調べてみました。
コフレは「宝石箱」。夢の詰まったボックス
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そもそもコフレって何語なの?
英語? フランス語? イタリア語?
マルチリンガル辞書で調べたところ、「コフレ=coffret」はフランス語で“小箱”、“宝石箱”といった意味でした。
ちなみに、「キット」というのは英語で“一式” “道具箱”といった意味。
どちらもなにげなく使って いますが、若干ニュアンスの異なる言葉なのです。
日本に定着したのは約15年前
 デオドラントに関心の高い欧米では、クリスマスなどに香水をお互いプレゼントしあうのが一種の習慣。クリスマス前になると、おしゃれなケースに入った練り香水や、限定ボトル入り香水などがキット(コフレ)として発売されます。
 練り香水で有名なエスティ ローダーなど外資ブランドが日本に上陸したのは約30年前。コフレが日本に広まる下地は、そのころにできたのです。

 ただし、日本でコフレが本格的に発売され始めたのはもう少し後の1985年頃。欧米流に、香水のミニボトルや練り香水をセットにしたものが主流でした。

 それから15年。短い間に、日本のコフレはめまぐるしい変遷を遂げてきました。詳しくは後述しますが、スキンケアセットあり、薔薇の生花セットあり。アレンジの得意な日本人、時代のニーズに合わせて激しく中身をチェンジしています。
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