2001.3.16号




「東京で、また日本のどこか、さらには世界のどこかで身も心もリゾート!」なんていう気分を満足させてくれる必須アイテムとして、今や性別や年齢を問わず支持されている「spa(スパ)」。「つまりそれってジャグジーのある温泉でしょ?」はたまた「エステができるフィットネス施設?」などなど、各人各様の解釈のもと成り立っている「spa(スパ)」。実のところ、多くがその言葉の意味を正確に理解していないまま、ひとまず一人歩きしていたりするこの心地よさげな空間を、おそらくや略語であろうと勝手な解釈をしていたワタシは、「Space of Peaceful Ambience」(=穏やかな雰囲気の空間)なる言語をスパに当て込んでいたのだが…
そこで、今回から数回にわたり、いまや世界的に広がる「スパ〜その実像と魅力」を一緒に訪ねてみたいと思います。


「spa(スパ)」ってホントはな〜に?

ということで、この際だから知ったかぶりしている方にも、またそうでない方にも、納得のいく「スパ」誕生秘話をご紹介しましょう。

月並みながら、まずは『現代用語の基礎知識2001』(自由国民社)の「スパ」について記されている1248ページをめくると、「本来は、鉱泉、温泉の意味。最近は主に、エステティックと、運動指導、食事療法による肥満解消のための施設をさす。欧米では2〜3週間、スパに滞在して痩せる方法が人気をよんでいる…」とある。「なるほどそうか!」と納得したいところですが、いえいえ探せばまだこの先があるのです。
そして出会った1冊のガイドブック『温泉でキレイ!リゾート・スパ』(実業之日本社・ブルーガイド情報版)によると、巻頭で目にしたこのくだり「スパとはベルギーの街の名前。そこが有名な温泉地だったことから温泉、湯治の意味に。湯治といっても…もっと自由に楽しめる、ヒーリング・スポットとでもいうべき場所…」これにはもうビックリ。「まさかスパという名の街が存在するなんて!!」(と思ったのはワタシだけ?)
そこで早速向かうはベルギー観光局。「スパはベルギーの首都ブリュッセルから東へ130km、鉄道で1時間半の、ローマ時代から開かれた温泉地で、中世以降は上流階級のリゾート地として人気を呼び、かつてはピョートル大帝やヴィクトル・ユーゴーもこの地に遊ばれました」と語るコミュニケーション・オフィサー、堀尾美沙子さんからのデータを耳にしつつ、さらに取り出された資料『GUIDE TOURISTIQUE ILLUSTR’E(=グラビア入り旅行ガイド)に目をやると、「スパは温泉地としての評判が高まり、英語でいうところの温泉地という意味の言葉にとりこまれる…」と、明記されているではありませんか。
さあ、これでようやく「スパ」その誕生秘話が解明されましたね。

ここで参考までに
スパの街の中心にある「テルム・ド・スパ(LES THERMES DE SPA)」は、本格的な鉱泉療養のほか、トラベラー向けに気軽に体験できる1日美容コースも用意されているそう。また高血圧、腎臓結石、肥満などに効果のある「名水の町」としても知られ、商品として販売される水としての歴史も16世紀からと古い。なおヨーロッパには珍しくミネラルの少ない軟水ミネラルウォーター「SPA」は、日本でも入手可能(※)。

[ベルギー観光局] http://www.belgium-travel.org/
(VOICE−FAXインフォメーション・サービス 03.3249.7210/アクセスコード3570#)
[スパ市観光局] http://www.spa-info.be
(TEL087/79.53.53 FAX087/79.53.54)

(※)軟水ミネラルウォーター「SPA」は、青山KINOKUNIYA他、比較的海外の食料品が揃っているところであれば、入手できる。
輸入元: 日本酒類販売(株)/TEL03.3273.1832
http://www.nishuhan.co.jp



「spa(スパ)」にもいろいろなタイプがあるの?

という素朴にして大多数の疑問に応えるべく、あのテレンス・コンラン卿(※)がイメージコンセプトをトータルに手掛け、昨秋、東京・六本木にオープンした今まさに注目の「ARK HILLS SPA」。こちらの総支配人、鎌田潔氏に伺ってみました。

(※) テレンス・コンラン卿(SIR TERENCE CONRAN)
新宿「OZONE」にあるロンドン発・人気インテリアのセレクト・ショップ「コンラン・ショップ(THE CONRAN SHOP)」をはじめ、数多くのレストランやホテルのプロデュースなどを手掛け、まさに現代の時の英国人として知られる。

「海外ではすでに“デイ・スパ”と呼ばれる滞在型でないタイプのスパが流行しています。つまりわずか1〜2時間で疲れを癒す、例えばニューヨークの『エクイノックス』のようにフィットネスが合わさったタイプなど。また一方、有名なタイ・バンコクの『オリエンタル・スパ』に代表されるエステサロンとの組み合わせによる“スパ・リゾート”など。現在スパは次のように、大きく4つのカテゴリーに分類できると思います。
【リゾート/滞在型スパ】 鉱泉を用いた治療のスタイルのものも含みます。
【都市型スパ】 都心に位置しリラクゼーションを味わえるタイプ。フィットネスなどフィジカルなものも含みます。
【スピリチュアル・スパ】 癒し系タイプ。ニューヨークのスパの権威、スーザン・シネメリのようにデパート内にあるヘアーサロンとエステだけの組み合わせなども含まれます。
【メディカル・スパ】 審美治療型をはじめ、リハビリを目的としたスタイル。
というように、スパを語るのに一言でまとめ上げることは不可能だということが理解できましたね。

ちなみに「ARK HILLS SPA」は、都心でありながらわずか数時間で、リゾートで疲れをとるのと同じような気分を味わえる【スピリチュアル】を主体とした都市型スパということになります。

きれいねネット会員限定「ARK HILLS SPA」無料体験リポーター3名募集!!

3/31で締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。


[ARK HILLS SPA]
http://www.arkhillsspa.com/  (TEL03.5573.2830)



(りんだ) 

writer's eyes
というわけで、冒頭にも記したように「Space of Peaceful Ambience」という勝手な解釈をspaに当て込んでいたのだが、これまた一理あるかと思う21世紀春でした。



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