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| 2001.4.13号 |

| 紫外線が最も強くなるこれからのシーズン、特に今年は美白ブームということもあって化粧品メーカー各社ユニークな視点をもったものやスキンケア効果を狙ったものなどバリエーションが豊富です。でも、選択肢が多すぎるあまりに選びきれず、ひと夏で何種類ものファンデーションに散財してしまいがち。結局は自分にピッタリのファンデーションに未だ出会えてないという人も多いのでは? そこで、今年発表されたUVファンデーションの傾向や特徴を、多くのUVファンデーションを見抜いてきた有名女性誌3誌の美容担当編集者に取材してみました。 |
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〜取材に応じてくださった女性誌3誌の方々〜
A誌 A.Kさん
美容はもちろん、旅行、映画、占いなど、毎月20〜30代の働く女性たちの興味やライフスタイルに見合ったテーマを特集している月刊誌。独自のジャーナリズム的視点から現代のコスメ事情をズバリと斬った美容特集には、固定ファン多し。美容担当は4年目。 |
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B誌 Y.Kさん
若返り方法から生活の知恵まで、誰でも活用できる実用性の高い生活情報をテーマにしながら、綿密なデータ分析や読者によるリサーチなどを通じて、よりリアルな情報を提供している人気の月刊主婦雑誌。美容担当は4年目。 |
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C誌 M.Sさん
下は10代から上は40代までと、幅広い読者を持つファッション情報誌。毎月の美容特集のページ数は他誌と比べて少ないものの、情報量はかなり多い。厳選された旬の情報が凝縮されている。美容担当は5年目。 |
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「日本人のライフスタイル&肌質を考えたら、
やっぱりパウダリーファンデーション」
一般的には、のびの良さや質感などはリキッドタイプが一番と思われていたものの、今年はパウダリータイプが優秀。テクニックいらずなのに、使用感も仕上がりも限りなくリキッドに近いかたちに進歩しているのが大きな特徴です。特に仕事をしている女性たちにとって、朝のメイクは「簡単&キレイ」が大原則ですよね。そこで今回はパウダリーファンデーションだけに焦点を絞って検討してみました!
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ところで、ファンデーションの種類
ファンデーションの種類は大きく分けるとパウダリー、リキッド、クリームの3タイプ。パウダリーは、パウダーを固形化してコンパクトに収めたもの、リキッドはパウダー+水分&油分を加えてのびを良くしたもの。そしてクリームはパウダー+油分で作られたものです。パウダーには「水なし」と、スポンジを水で湿らせて使う「水あり」とに分かれていて、どちらでも使える「2WAYタイプ」もあります。「水あり」は多少のびが良くなるほか使用感がさっぱりしているのが特徴。また、最近では手軽なスティックタイプのファンデーションも人気です。 |
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透明感と立体感を追求しながら多くのメーカーがたどり着いたのは「光」。ツヤ肌を完成させるというのとは違って、より透明度を高く、立体感を出すこと。つまり、重ねづけしても実感できる素肌っぽい感覚を、自然な光を取り入れることで実現するという考え方です。
国産ブランドでは特に独自の「光の理論」を挙げていたところが多かったようです。
まず話題にのぼったのが、「アルビオン」。
「エクサージュ ホワイト ベビーピュア」は、自然光や照明の下でもくすまず肌を美しく見せるという話題作。その秘密はなんとレーザープリンターのインク(赤、青、黄、紫)の構成から発想された新開発の「光彩度パウダー」。
一方、花王ソフィーナの「レイシャス」は、「青の光」のみに注目。青をベースに、光を反射するパウダー(マルチライトパウダー)を配合することで、シミ、ソバカス、ホクロ、くすみを一切目立たなくして健康的に見せてくれるというもの。「ただし、コンシーラやベースを使ってきちんとベースづくりができて初めて発揮される効果
なのかも。血色の悪さや目の下のクマが目立つ人は事前の肌色調節が必要。(B誌Y.Kさん)」
3誌編集部で同時に大好評だったのが、資生堂の「プラウディア」。こちらも独自開発の新パウダー「スキントランスパウダー」を使用。他社のように“肌の表面で光を反射する”のではなく、細かい粒子が光の一部を乱反射させ、素肌そのものが持つツヤを生かしてくれるというもの。さらにこの微粒子がカメラのフラッシュのように光を反射するので、毛穴はもとより肌のトラブルを目立たなくしてくれるのです。この光の効果は顔の凹凸をも際立たせ、顔立ちを強調する働きまであるそうです!「水ありでも使えます。パウダーの粒子が細かいのでビックリするほどクリーミー。サンプルをもらった翌朝、早速つけて出社したんですけど、昼過ぎに洗面所の鏡で見ても、くすまないパワーに感動しました。午後になって皮脂が浮いてきても、自然なツヤがかえって生き生き見えて新鮮でしたよ。(C誌M.Sさん)」「何を買おうかと迷っているならとにかく選んで正解。なかでも、ピンクオークルという色が使いやすいです。(B誌Y.Kさん)」
アルビオン「エクサージュ ホワイト ベビーピュア」(全4色 各\5,300/SPF20 PA++)
レーザープリンターのインクにある基本の4色に着眼したという超話題作。赤、青、黄、紫の透明なシート状粉体と従来のパウダーを組み合わせることで、ムラやくすみのないピュアな肌色が実現するというファンデーション。 |
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花王ソフィーナ「レイシャス パウダーメイクアップN」(全8色 各\4,200/SPF24 PA++)
日本人の黄色肌に対して最も威力を発揮するという「青の光」にフォーカス。自然光から白熱灯、蛍光灯など様々な光の「肌映り」が研究されたファンデーション。 |
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資生堂「プラウディア スーパー フェース パクト」(全7色 各\4,200/SPF20 PA++)
今井美樹さん&上原多香子さん出演の迫力CMの効果もあって購入者が後を絶たないという人気ぶり。新開発の「スキントランスパウダー」の光拡散効果をぜひ試してみたいところ。 |
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このように、パウダー自体も各社とも年々、超微粒子化計画はますます盛んです。「クラランス」の新作は、「超軽量&微粒のパウダーを使ったコンパクトはかなり秀逸です! 実際にパウダーを同じケースに入れて他社のものと比べてみたら、その軽さには驚き。編集部でも話題になりました。(A誌A.Kさん)」羽のように軽いから肌への密着率もその分高く、メイクの究極の目標である「透明感」を実現させてくれるという評判の高いファンデーション。
松嶋菜々子さんのCMで人気上昇中のマックスファクター「フェイスフィニティ」もパウダーの発想がユニーク。“服につかない”とコピーにもある通り、落ちにくいがキーワード。その秘密は皮膚の動きに合わせて伸縮するパウダー粒子が、くずれにくい肌をキープするというもの。「実はこのファンデ、主婦のアンケートではダントツ人気。『くずれない=赤ちゃんの肌につかない』という点で、これまで赤ちゃんをだっこするとついてしまうから、という理由でメイクできなかったお母さんたちにとって、目からウロコの1品なんですよ。(B誌Y.Kさん)」
クラランス「タン プードゥレ ホワイト」(全6色 各\5,800/SPF24 PA++)
超微粒のパウダーは驚くほどに軽く、つけ心地も、まるで羽が素肌をなでるようなソフトな感覚。粒子が細かい分、肌の密着率も高いけれど、超薄づき。長時間にわたって素肌っぽい仕上がりが持続するというファンデーション。(4月27日発売予定) |
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マックスファクター「フェイスフィニティ パウダー ファンデーションUV」(全6色 各\4,600/SPF16 PA++)
細かいパウダーが皮膚の動きに合わせて伸縮するという驚きの新機能。のびの良さや透明感を追求するというよりは、カバー力とマットな仕上がりが期待できそう。ツヤ肌はどうしても馴染めないという、マット肌信者には絶対おすすめ。かなりしっかりとつくので肌の凸凹が気になる人にもぜひ。 |
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その他、コーセーの「ルティーナ」は2ミクロンという超微粒子が毛穴を即感知。塗っている瞬間からパウダーが毛穴を隠していくという、聞いただけでもワクワクするファンデーション。しかも毛穴の影を明るい光に変えるという、きめ細やかな視点がまたユニーク。
通販コスメとして大ブレイクし、今年2月に「マルイミニ町田店」、「丸井吉祥寺店」にオープンした「オルビス」も3パターンのパウダーを配合。
オイルブロックパウダーが皮脂を吸収、ファインフォトパウダーがUVファンデーションの悩みである白浮きを防止、さらに青と白2色のコーティングカラーパウダーが皮脂に馴染むことで発色し、くすみを防いでくれるというトリプルパワーが魅力的!
コーセー「ルティーナ パーフェクト フィニッシュパクト UVセレクト」(全7色 各\4,200/SPF20 PA++)
2ミクロンの超微粒子が毛穴を消す、というのが一番のセールスポイントに。ちなみに、1ミクロン(μ)は100万分の1m=0.001mm。 |
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オルビス「ツーウェイケーキ」(全5色 ケース込 各\2,370 /SPF27 PA++)
肌にやさしい処方により、紫外線吸収剤など酸化しやすい油分を一切排除したという点にも注目したいところ。何よりも2色のカラーパウダーが皮脂で発色するという、「脂を味方につける」コンセプトが新しい! |
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| 「プラス成分」がポイントのファンデーションも見逃せない! |
海外ブランドのファンデーションに多く見られたのは、スキンケア効果をプラスしたもの。ほぼ1日中つけているファンデーションに美白効果もプラスしてしまおうという、お得感たっぷりの印象。「エスティ ローダー」は、つけている間中、皮膚に直接働きかけ、シミやソバカスを改善してくれるというもの。「海外ブランドでありながら大豆抽出エキスやヘチマといった和漢成分にも注目しているブランドだから、このファンデーションの美白効果も十分に期待できそう。(A誌A.Kさん)」
UV系ならずとも、ファンデーションに関してファンの多い「ランコム」。ローズヒップやヒマワリオイルなどの植物性オイル、そして甘草、オウゴンといった和漢成分を取り入れ、保湿と美白の両成分を閉じ込めた超微粒子パウダーが話題になっています。
「プレスの方に言われた通り、ミルクのようになめらかな使用感!パウダリーとは思えないしっとり感で粉っぽさもないから、お化粧直しも手間ナシです。オークル系の色バリエーションもさすがです。(C誌M.Sさん)」
このように、海外ブランドで目立つ「成分入り」。「日本はまだ仕上がり重視派。肌のメンテナンスを考えるという動きはあまり目立ってはいませんが、シミやくすみ、毛穴を隠すなど目的別のファンデーションは国産ものがやはりピカイチ。年々質も高くなっていると思います。(B誌Y.Kさん)」
エスティ ローダー「ホワイトライト ブライトニング パウダー ファンデーション」(全7色 各\6,000/SPF24 PA++)
皮脂と混ざらない特殊パウダーが長時間つけたてをキープする「トゥルーカラー効果」で、肌色がくすまないというファンデーション。つけている間も保湿や美白の成分が働くという頼もしい1品。 |
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ランコム「ブラン エクスペール コンパクトXW」(全5色 各\6,000/SPF17 PA++)
今シーズン、ホワイトニングに最も力を注いでいるランコム。ファンデーションは季節を問わず人気で、ベストセラーも多い。「ブラン エクスペール」は、日本人の肌になじみやすいよう、色バリエーションはオークルがメインの全5色。薄づきなのにカバー力はかなりのもの。 |
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■ファンデーションはSPFよりPA値を要チェック!
ファンデーションは、スポーツ、レジャーなど直射日光を長時間受ける日はSPF数値が高い方が安心ですが、「普段の生活紫外線を防止するにはPAの値をチェックすることの方がより大切。(C誌M.Sさん)」
UVファンデーションの場合、PAの値はおおむね「PA++」が一般的になっているようです。(※SPF、PAについて詳しくは「特集・日焼け予防対策2001」を参照してくださいね。)
■安いファンデーションはやはりそれなり……
ファンデーションの場合、値段と効果はやや比例するようです。\1,000〜\2,000台の安価なファンデーションはやはりUV効果は薄く、肌にもあまり安心とは言い切れないというのが3誌共通の意見。「メーカーによって差があるとは思いますが、やはり\4,000台くらいからが『信頼ライン』と言えそうです。(B誌Y.Kさん)」
■きちんとサンプルをもらってじっくり検討
ごく当たり前のことですが、店頭でサンプルをもらって検討するというのが鉄則。「国産ブランドならば、いろいろ試したいときにはぜひ大型ドラッグストアへ。数種のメーカーを1度に見られるし、たくさんサンプルをもらえるなんていうこともあって、カウンターとは違った体験ができますよ。(C誌M.Sさん)」
また、手の甲と顔の色は違うもの。手に伸ばしてみただけでは、色はもちろん、ファンデーションに含まれる成分が本当に顔の皮ふに合うのかどうかはわかりません。「つけてから1時間ほど経ってから色くすみや脂浮き具合を判断するのがベスト。朝つけて会社で判断する、というのが私流です。(A誌A.Kさん)」 |
| ファンデーションを知ったら、コンシーラーも欠かせない! |
年々悪化する環境に合わせて、UVファンデーションは確実に進化しているといえそうですね。でも、ファンデーションだけで、シミやソバカス、クマ、くすみすべてをきっちりカバーするとなれば、それなりのテクニックも必要になってくるというもの。そこで見逃せないのが、テクニックいらずのコンシーラー。ファンデーションより比較的リーズナブルでピンポイントに効果を発揮。手軽に何種類も試せるのが人気の理由です。「トラブルをカバーしてベースを整えておけば、あとは紫外線防止パワーに専念して選べるというのも人気の理由かも。コンシーラーこそ、安いものに走ってよし、という結論に達しました。(B誌Y.Kさん)」という通り、ドラッグストアなどでは種類も豊富で手軽に入手できるから、おおいに活用したいですね。
〜3誌の調査でわかった! 買って得するコンシーラー〜
ケサラン パサラン 「カバーリングファンデーション」\3,000
多くのプロが推奨していることでも有名なコンシーラー。「赤黒くガンコなクマにはオレンジ系、赤みの目立つニキビ跡にはイエロー」という独自の色理論に納得。色のバリエーションも豊富で、明るい色ならハイライトとして使用しても。 |
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井田ラボラトリーズ 「キャンメイク カラースティック」\580
ドラッグストアコスメの売れ筋ナンバーワンのブランド「CAN MAKE」のコンシーラーはクレヨンのように使いやすく、プロも愛用している人気アイテム。特にイエローは、シミやソバカスに適応。松田聖子さんも愛用中とのこと。これなら何色も気軽に試せそう。 |
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オーガンディーラボラトリーズ「カルディナーレ カバー&ハイライツ」\1,600
ハイライトとコンシーラーの2つが1つのコンパクトに入っています。のびが良く、ファンデーションを重ねてもヨレにくいのがポイント。また、このブランドの「リキッドコンシーラー」\1,500も人気。パール入りの乳液タイプで全6色。特にオレンジ系はクマ隠しに最適。 |
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★ SPECIAL THANKS ★
ご協力いただいた3誌の皆様!校了中だったり、撮影中だったりとお忙しい中での取材へのご協力、本当にありがとうございました! |
writer's eyes
反射効果を考えた光の理論、そして粒子の細かさやプラス成分など、パウダー自体の機能性がすいぶんと進化したことがわかりますね。肌の仕上がりや、つけ心地をしっかり試して自分にぴったり合ったUVファンデーションを見つけてくださいね! |
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