あるアンケートでなんと女性の8割が冷えを感じているという結果が。驚きですね。中には夏でも手足や腰が冷え冷えする、一年中、靴下が放せない、そんな人も少なくないようです。そもそも冷えは血液やリンパ液の流れが悪くなることによって起こり、とくに末端部へいくほどその流れが停滞しやすくなるため、手足が冷えるのです。また、一見冷えとは関係なさそうなのぼせやほてりも、実は熱が上に上がって下半身が冷えている状態。いわゆる冷えのぼせで、これも冷え性の一種。西洋医学的には冷え性という病名はなく、なぜ血液の流れが悪くなるのか確かな理由ははっきりしていませんが、一般的には自律神経のバランスやホルモンの変動が大きく影響するといわれています。
一方、東洋医学では古代中国の自然哲学に由来している陰陽学説という考え方があります。これは相対的な2つの要素を陰と陽に分けて捉え、それらがさまざまに作用しあって自然の営みが成り立っているという考え方です。
「陰は動きがない、冷たいという状態を表し、陽は活動的で、熱を帯びているという状態を表します。たとえば男性が陽なのに対して女性は陰、天地では天が陽で地は陰、また昼夜では昼が陽で夜は陰など。この陰陽でみると日本人はもともと陰の体質なんです。ですから日本の女性は陰の中の陰ということに。女性の中でもさらに陰陽に分けられますが、女性は身体のバランスがくずれたときに陰に傾きやすいんです」(鍼灸師 松崎健太郎さん)。 |