2001.10.5号




 野菜をたくさん食べていますか? 野菜不足のあなたに強力な助っ人といえば「青汁」。最近は、さまざまな製品が市場に出回っています。でも、なんとなく「青臭くてまずそう」というイメージが強くて敬遠されているのも事実。今回は、きれいねネット編集部のスタッフが「青汁」をおいしく飲む方法を求めて飲み比べに挑戦! さてその結果は!?
(文中 =編集長、=ライター・石亀、=ライター・小林 です)


青汁のイメージは「まずい」「ドロドロ」「オジサンドリンク」?

編: あの「青汁」をおいしく飲むにはどうしたらよいのか、皆でいっそ飲み比べをしちゃおうということに決定!今日は種類もそろえたので、(キューサイの『青汁』、ファンケル『青汁ストレート』、サンスター『健康道場[おいしい青汁]』)皆でグイグイいきましょう! 実は、わが家ではキューサイの青汁を時々、家族で飲んでいるの。

K: 編集長はもしかして青汁フリークなんですか?

I: 私は青汁と聞くだけで「まずい」「ドロドロ」、こんなイメージが先行してダメ。テレビのバツゲームでも、出演者が飲まされてるじゃないですか。

編: ちょっと待って! 私は決して「青汁フリーク」じゃないのよ! ただ、子どもの頃から母が小松菜・人参・りんごの生ジュースを作ってくれて、いつもそれを飲んでいたの。そのせいか、「青汁」を飲む覚悟はできてたわ。

K: か、かくご …。いるんでしょうね。トマトジュースや野菜ジュースより、なんとなく効き目はありそう。でも、イメージは「オジサンドリンク」なのよねえ。



抹茶っぽい風味で結構いけます!

K: じゃ、とりあえずキューサイの『青汁』から、皆さん飲んでみましょう。キューサイは宅配が主流なので、あまり気軽には買えないよね。冷凍してあって内容はケール100%です。

I: ケール? 何ですか、それ。

K: キャベツやブロッコリーの原種の野菜なんだって。ビタミンAやB1、C、カルシウムなどの栄養素が抜群にいいらしいけど、硬くて食べにくいから普通の八百屋さんやスーパーではまず売られていない。し、しかも青臭いらしい。

編: とにかく飲みましょう! うん、抹茶みたいな味よねえ、ほのかに。

I: あら、ホント! 思ったより嫌じゃないわ。変に甘くないしサッパリしている。抹茶のお薄みたい。冷たければ飲めるかも。

K: 抹茶っぽいですねえ、意外といけるじゃないですか!こっちのファンケルのファンケル『青汁ストレート』はどう? 最近コンビニなどで冷凍したものが売られてるのよね。通販もあるし。ファンケルは、キューサイより少し水っぽく感じるな。ニオイもファンケルの方が青っぽいかも。

I: キューサイとファンケルは同じケール100%なのに、なぜか味が微妙に違いますよねえ。確かにちょっと水っぽい。

編: ケールの産地や収穫した季節によっても、青汁の味は微妙に違うそうよ。見た目もサラサラ。水っぽいけど、こっちのほうがサッパリしていて、いいっていう人もいるんじゃない? サンスターの『健康道場 [おいしい青汁]』はどう? ペットボトルで、スーパーやコンビニで手軽に買えるし。

K: ちょっとセロリくさくない?トロッとしている。青汁だけどジュースに近い。これは、ケールじゃなくてブロッコリーやセロリ、大根葉など8種類の野菜と、りんご・レモンの果汁がブレンドされてるのね。

I: うんうん、果汁が入っているせいか、酸味があって味にアクセントがあるよね。このトロトロ感がセンイたっぷりって感じ!センイ質23%ってわざわざボトルに書いてあるし。

編: ジュースっぽくて、物たりないかも(笑)。でも、センイ質をとってるという気持ちにはなるわね。この味は、完成された感じ。何かを混ぜるというのとは、ちょっと違いますね。



青汁の栄養は?

そもそも「青汁」とは、生野菜を絞って出る青い汁のこと。市販品の青汁ではケールと大麦若葉を原料にしているものが多いのですが、栄養成分表示も商品によってさまざま。
たとえばファンケル『青汁ストレート』100ccに入っている栄養素は、カルシウム牛乳200cc分以上、ビタミンAトマト3個分、ビタミンB1ニラ一束分、ビタミンCみかん6個分、ビタミンEピーマン4個分などなど。たった100ccの威力としては優れものですね。




ブレンドするならパイナップルジュースがイチオシ!

編: ストレートで飲むのもいいけれど、どうしても青汁独特のニオイや味がダメという人は、ジュースや牛乳と混ぜるといいってパンフレットには書いてあるの。今日は、ブレンド材料(りんごジュース2種[クリアタイプ・混濁タイプ]、パイナップルジュース、牛乳、ヨーグルトドリンク)をそろえてあるので試してみましょう。

K: まずりんごジュースはどう? どちらも果汁100%なんだけど、透き通ったサッパリしたクリアなジュースと、濃い感じの混濁タイプのりんごジュースがあります。
ジュースと青汁、半々ぐらい入れて…と。あれ? あんまり味が変わらない!りんごジュースなのに、なぜか抹茶っぽい味が残ってるじゃない! 期待はずれだわあ。

I: ううっ、これは混ぜないほうがいいのでは?

編: ちょっと待って! 今、2人ともクリアタイプを混ぜたでしょ。この混濁タイプはいけるわよ。ちょっと甘いけど。

K:
I:
ホントだ。これは悪くないね。

K: 続いて青汁+パイナップルジュースに挑戦! パイナップルジュースっておいしいのよねえ。オオッ、これはおいしい!

I: りんごジュースよりもスッキリしてるし、酸味があるせいか味がキリッと引き締まる感じ。青汁とは思えないさわやかさだわあ。

編: これは新しい発見!きれいねネット編集部オリジナル・ブレンドですね!甘すぎずサッパリしてるし、子どもでもいけそう! この勢いで、牛乳やヨーグルト飲料も試してみましょう。

I: 牛乳やヨーグルトの分量を青汁より多めにしたほうが飲みやすいみたい。

編: 青汁風味のヨーグルト飲料&牛乳って感じよね。朝、食欲がないときに栄養バランスを取る意味でも、この飲み方はいい。胃腸にも優しいし。

K: 抹茶シェイクみたいなノリで飲めるよね。

価格はひとり当たり、1日70円〜300円程度

青汁は、商品によって価格も販売形態もバラバラ。今回取り上げた商品を中心に、1日いくらかかるかザッと計算すると、1日70円〜300円程度の幅に収まりました。割安なのは、ドラッグストアで値引き販売されて売っている様々な粉末の青汁類。今回、味では評判の良かった老舗キューサイの『青汁』は、1日2パックを目安とすると300円になります。




健康と美肌も期待できるのが「青汁」

編: さて、一通り飲み終えていかがでしょう? 私はあえて順位をつけるなら、1 ストレートで飲むキューサイの『青汁』、2 パイナップルジュース割り 3 牛乳割りの順です。

K: 実は私も全く同じ。

I: 私は1位と2位は同じで、3位はヨーグルト飲料割り。

編: うーん、結局、大人は甘い飲み物よりストレートのほうがいいってことかしら?

K: でも、時には気分を変えて、牛乳で割ったりするのも手軽でいいと思うな。だって、野菜不足を補うと考えたら、毎日とは言わないまでもある程度飲み続けないと意味ないでしょ。やっぱり、「まずい」ものは続けられないし、味に飽きてしまっても続けられない。

I: こうやって飲んでみると、青汁って案外イケルんですね! 野菜って自然の恵みで、未知なる身体にいい成分がたくさん入ってるでしょ。青汁だとサプリメントより、そういったものが取れる気がする。繊維質やビタミンCも豊富だから便秘解消、もちろん美肌も期待できそう。日ごろから飲んでいる編集長はどう?

編: 私はね、青汁を飲むと血がサラサラになり血行も良くなるような気がするの。肩こりや便秘、冷えなど血の巡りが悪いと女性の身体って不調になるでしょ。野菜不足になりがちな現代の食生活には欠かせないと思う。

K: 「オジサンドリンク」なんかじゃないのねえ(笑)。身体の免疫力も高まって、生活習慣病の予防にもつながるかも。しかも、この適度な飲みにくさこそが(笑)「効く」気分にさせるのです。今日試した液状だけではなく、粉末や粒の青汁も手に入るので、皆さんも一度は飲んでみてはいかが?
● 活性酸素とダイオキシンから守ってくれる!

老化やガン、糖尿病や喘息、白内障などを引き起こす原因になっているのではと考えられているのが、あの恐るべき活性酸素です。青汁には、この活性酸素を無毒化するSOD酵素があります。また、生殖器の異常やアトピー性皮膚炎の原因になっているのではとも言われているのがダイオキシンなどに代表される環境ホルモン。これまた、青汁を飲みつづけているとこういった毒素が体外に排出されるという報告もあるのです。こんな時代だからこそ、青汁で身体を守る必要があるのかもしれません。
● 【飲み比べ番外編】 粉末青汁飲み比べ

青汁には粉末や粒になって売っているものもあります。今回、試しに飲んでみたのは『養生青汁』(やずや)と、『青汁の原末 大麦若葉粉末』(山本漢方製薬)。どちらも、粉末を冷水や牛乳にといて飲んでみましたが、冷凍液状のものよりフレッシュ感は物足りないものの、青臭さは少ないように感じました。より抹茶っぽいので、牛乳には特に合います。粒状のものもあるのですが、一日に飲む量が多いのが難点(『養生青汁』の粒の場合一日30粒が目安)。でも、サプリメント感覚で飲めるのでニオイや味がどうしてもダメな人にはお勧めです。
● 【飲み比べ番外編】 男性の声は …

女性の味覚と男性の味覚は、もしかしたら違うかも!?という声も受けて、今回、男性Tさんにも飲み比べてもらいました。結果は、1位がファンケルの『ストレート 青汁』。
スープストックのような香ばしさがありますね」。2位は混濁タイプのりんごジュース割り、3位は牛乳割りという結果に! 女性陣に人気だったパイナップルジュース割りは「パイナップルとパイナップルジュースは好きだけど混ぜるとおいしくない」と、残念ながら却下。やっぱり、味覚は違う!?




(小林育子) 

writer's eyes
今年の夏は暑かったですね。以前は「青汁」を飲もうなんて全く考えなかったけれど、たとえば暑さで食欲が落ちたり、毎日の忙しさで野菜料理が不十分だったとき、どうせ何かに頼るなら昔からある「青汁」はどうよ! という素朴な疑問がわいてきたのが、この企画のきっかけでした。冬はケールの甘味も増す季節だそう。これから「青汁」を試すのもいいのでは?

■ 記事で取り上げた商品の詳細はこちらへ
  キューサイ http://www.aojiru.co.jp/
ファンケル https://www.fancl.co.jp/aojiru/index.html
サンスター http://www.rakuten.co.jp/sunstar/
やずや http://www.yazuya.com/kenkou/aojiru/index.html
山本漢方製薬 http://www.kanpo-yamamoto.com/
■ 参考文献/ 『究極の青汁「新緑効末FDF」のパワー』史輝出版



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