2001.12.7号




2本足で歩く私たち人間。その足には無数の神経や筋肉、腱があり、脳と密接に連動しています。そんな足には、なんと身体の各器官に対応する反射区が60ほどあり、また神経の帯である13本の反射帯で、全身の器官とつながっているとのこと。よって、「足と足の裏は私たちの健康にとって、とても大事」というわけです。そこで、ヨーロッパで500年ほど前から行われている民間療法「足裏の刺激により血行をよくし、自然治癒力を高め、健康の回復や維持をはかる」それこそが反射療法、すなわち「リフレクソロジー」です。このリフレクソロジーの特徴は、足つぼマッサージが複数のつぼを刺激するのに比べ、各症状に対応するただ1ヵ所の反射区をもみほぐせばダイレクトに即効性があるという点です。
さあそれでは早速、足裏にある身体の地図を巧みに活用したリフレクソロジー、とりわけ人気の英国式から派生したイートン式の魅力を探ってみましょう。



英国イートン式リフレクソロジーとは?

英国リフレクソロジー協会ならびに英国補完医療協会会員、そしてイートン・リフレクソロジー・スクール校長であるマックス・イートン氏。氏のテクニックによるリフレクソロジーことイートン式について、次のように語っています。
「リフレクソロジーとレイキによるトリートメント(=イートン式)は、免疫システムを改善するためには素晴らしい方法です。さらに病気に対する予防医学として行うことはより効果的な行為です。」
ちなみにレイキとは、「細やかなエネルギーの波動で、レイキの伝導はお互いの間の伝導関係を築き、手を通して集中してエネルギーを引き出すもの」だそう。

そんなイートン式と英国式の違いとは

イートン式
リラックスを目的とした優しい温かみのある施術で、細かく反射ゾーンを刺激する。一方的に押さないで、関節のコリをほぐすなど、細かなテクニックを行う。
施術環境は、エッセンシャル・オイルの爽やかな香りを漂わせ、ヒーリングミュージックをBGMに流し、内装や照明に気を配るなど、心と身体のリラクゼーションが最大限に得られるように工夫している。
施術効果としては、本当に内臓の中まで揉みほどかれる快感があり、身体が温まり、活力が沸いてくるのが解る。術後の開放感とリフレッシュ感は、実に爽やかで健康維持に自信が持てるように感じる。

英国式
足裏や足の甲にある全ての反射ゾーンを指で優しく刺激するが、強く押す感じで。
施術環境は、イートン式と同じ。
施術効果としては、気持ちが良いため、大半の人が眠ってしまうほど心身のリラックスが得られ、リフレッシュできる。全身の反射ゾーンを刺激することで「自然治癒力」を高め、健康の回復、維持、増進を可能にする。

上記からも解るように、両者の最大の違いともいえるのは、「サム・ウォーク」すなわち手の親指を歩かせるように行う施術のいわゆる歩数が、例えば足の横幅を直進するのに、英国式が8ウォークに対し、イートン式はその倍の16ウォーク。つまり英国式が強くスポットとしてつなげていくのに対して、イートン式は優しくポイントだけを押さえて線としてつなげていくという細かな施術というわけです。よって、骨のコリをとり、老廃物の排泄がより効果的に促されとのこと。なお、前述にもあるようにイートン式は「レイキ(=気)」を取りいれて行うため、施術者の波動をゲストに伝え、かつまたゲストの呼吸に合わせて施術者も呼吸するといいます。そのため施術者は穏やかで健康な精神状態でなくてはならないので、気を整える意味で「レイキの体操」というのを行っているのだそうです。
ともあれ、イートン式は足だけでなく身体全体に関わるホリスティック・リフレクソロジーとして、足裏だけでなく手や肩から頭などもトリートメントすることにより、身体、感情、心についても完全なセラピーを施すことができ、また自然治癒力を回復、改善し、多くの体調不良や機能障害の改善をヘルプすることが可能なのだといいます。
ちなみに日本で唯一、イートン氏の指導のもと、イートン式を取りいれているのが、東京・有楽町にある「サロン・ベル・サンテ」。もちろんこちらは、英国式とイートン式の2種類から選択します。少し痛気持ちよい、ややハードタッチな英国式、ソフトな温かみのあるイートン式。いずれもベースは英国式なので、ハードかソフトかの選択ということなのだそう。
サロン・ベル・サンテ:TEL 03・5157・9131



スポーツ(リンパ系)・マッサージ的見地からみた
リフレクソロジーとは?

さて、足の裏が身体全体に関係していることはこれまでの話でご理解いただけたと思いますが、全身マッサージの足部門ということで行っているリフレクソロジーを、ここでご紹介しましょう。
リンパ系マッサージをベースに足の裏を刺激することにより、全身の各器官の血行を促進させる独自の施術(=リフレクソロジー)を行っている、創業20年以上の歴史を持つグローバルスポーツの足部門「ジャストフット」でお話を伺いました。
「そもそもグローバルスポーツでは、筋肉の疲労をとる効果のある独自のマッサージを開発・進化させました。そしてさまざまなパーツによる部門別へと発展していったのです。そこで、足部門としてのリフレクソロジーは、パウダーをつけて足裏の反射区を刺激し、さらに膝下にオリーブオイルを塗ってマッサージをします。というのも、むくみや疲れもある膝裏にリンパ節があるので、ここをマッサージすることにより足全体のむくみも疲れもとれるんです。また、足裏だけでなく膝下までマッサージすることにより、足の裏のトリートメント効果が持続し、足のトータルケアができるのです。
こちらではリフレクソロジーサロンで通常よく使われている、上半身が斜めになる背もたれつきのベッドではなく、平らなベッドを使用しています。なぜかというと、膝下マッサージも行いますので、より足裏もスッキリさせられるからです。」

スポーツ系マッサージサロンの一部門ということで、男性も利用し易いという様子。ストレスや疲れを感じるのに性別はないわけで、それを解消させ、リフレッシュさせられるリフレクソロジーは、全身マッサージに比べてやや身近な感じがします。
グローバルスポーツ「ジャストフット」:http://www.global-sports.co.jp



(りんだ) 

writer's eyes
足裏が身体の反射区の詳細な地図のようであり、またそこの反射区を刺激することがリフレクソロジーなのだということを再認識することに。身体を支えている2本の足の裏は、確かに疲れているはずですし、さらに足の裏は身体の縮図なのだから、1日の終わりに軽くマッサージするだけでもちょっと効果ありそう。リフレクソロジーを一度体験すると、その効果のほどにちょっとびっくりすることでしょう。



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