2002.1.11号




フラッシュのような光を顔にあてて、シミや小ジワを改善する施術「フォトフェイシャル」。
今までの「ほくろ取りレーザー」や「シミ取りレーザー」と違って、術後のダメージがほとんどなく、今や予約でいっぱいのクリニックもあるほどだとか。

そこで、幼き頃からのソバカス&顔中の加齢シミに悩むライターもりたが、都内クリニックにて、全5回の体験をして参りました!



フォトフェイシャルって何?

まず、フォトフェイシャルとは何なのか、ご説明いたしましょう。

フォトフェイシャルは、「IPL」という機械から出る光を顔中に当てる施術です。
この光は、カメラのフラッシュのようにパアッと拡散する、幅広い波長を持った光。皮膚に当てることで、ニキビの赤みやシミのメラニンなどに同時に反応し、シミなどを表面に浮き上がらせます。また、反応で皮膚内が高温になることで、コラーゲンが勢いよく再生します。

一方、レーザーというのは、ある特定の波長だけを持つ光。メラニンに反応する波長なら「シミ取りレーザー」、血管に反応するなら「赤アザ取りレーザー」と、目的に合わせて使い分けをします。

つまり、気になるところだけスポットで治すレーザーに比べ、フォトフェイシャルは、顔全体の悩みを、幅広く改善する、という違いがあります。


注1: 上記グラフは、わかりやすく簡略化したものです。同じレーザーでも複数の効果があるうえ、当て方や照射時間の差で、違う反応が得られるため、実際は、赤アザに効く波長のものが、同時にシミやシワ消しとして用いられることが多くあります。
注2: フォトフェイシャル用のIPLは560nm以下の光をフィルターでカットしています。脱毛用のIPLは、別の範囲でフィルターをかけています。

それぞれのメリット、デメリットは以下の通りです。

  概要 メリット デメリット
フォトフェイシャル シミ・くすみ・赤み・小ジワ・毛穴の開きなどを軽減する。顔全体のブラッシュアップ。

1回約4〜8万円で、効果を実感するためには複数回(約3〜5回)照射するのがベスト。
肌へのダメージが少なく、施術後すぐにメイクをして帰れるほど。
機械の照射部サイズが大きいので、顔全体に当てても、50〜80ショット(約10分)で終了する。
全体に当てるので、顔の印象が明るくなる。

ダメージの少ない分、瞬発力が弱いので、深いシミやソバカスへの効果を実感するまでには、何度かの照射が必要。
ほくろほど根が深いものは、完璧に除去するのは困難。
施術料金が高額。
レーザー シミや赤みなどの悩みに反応する光を、スポットで打つ。

医療機関によって値段の算出方法が異なるが、目の下の小さなシミで約1万円。アザなどは保険が利く場合も。
悩みに応じた光なので、効果が強い。シミ・ソバカスなら、1〜数回でほぼ取れる。
価格は医療機関により大きく異なるが、比較的手を出しやすい範囲。
・ 照射後はかさぶたになり、その跡が元に戻るまでに1〜2週間かかる。
誤って肝斑(左右の目の下に対照にできる薄いシミ)に当てると悪化する。
(ほとんどないが)ヤケド・白斑が残る可能性がある。
顔全体に当てるのは、時間・費用・痛みともに負担が大きい。

こうやって比べてみると、どちらがいい、悪いではなく、目的に応じて使い分けるのが良さそうです。

形成外科医、久保田先生によると
「どんなものであれ、医療行為できれいになろうと思うならば、リスクがあるのは覚悟して。よく、自宅ピーリングなどでトラブルを引き起こす人がいますが、肌に外からの働きかけで変化を引き起こすのですから、やり方が悪ければ、ダメージを受けるのは当たり前なのです。
そして、肌を改善する施術には、“受ける苦痛やダメージなどの犠牲が大きければ大きいほど、効果は高い”という基本があります。
ファンデーションのいらない肌を100点とすると、完璧をめざすなら2ケ月くらいボロボロの肌になるハードな施術を、20点アップくらいなら、軽いピーリングを…などのように。

フォトフェイシャルはその中で、痛み一瞬、ダメージなし、仕上がり80点といったところでしょうか。日常生活に支障を及ぼさない範囲で、かなり大きな効果が期待できるので、おすすめですし、新しい施術なのに、実際に受けている患者さんの数も多いです。

患者さんの中には“このシミさえ消えれば…”と特定の箇所を気にする方が多いのですが、それを取っても、意外と顔の印象は変わらないものなのです。肌全体のくすみ・点在するシミなどこそが印象を決めますから、“なんとなく老けてきた・肌が汚い”という悩みには、フォトフェイシャルが有効ですね」

レーザーやフォトフェイシャル、そして脱毛などは、厚生労働省により「医療行為」とされています。

では、実際の効果はどうだったのか?? ライターもりたによるカラダをはった、約4ヶ月にわたる長期レポート、次週お伝えいたします!!



もりたじゅんこ) 

writer's eyes
後に残る痛みやダメージが、ほとんどない、というのが画期的。となれば、お値段に応じた結果があるかどうか、が最大のポイントでしょう。1回4万円〜というと、化粧品のホワイトニングエッセンス約2〜3本にあたります。あなたならどちらを選ぶか? 来週のレポートをご覧になり、参考になさってください。

■取材協力/ 久保田賢子先生  
  形成 美容外科・皮膚科 たか子クリニック院長
乳がん手術後の再建などの臨床を経て、約1年前に、渋谷に開院。
切除よりもずっと大変な乳房再建の手術を、女性が自ら受け、元気になっていく様子に、美が女性に与えるポジティブなパワーを強く感じたそう。
「シミやシワができるのは当たり前だけど、それが気になってしょうがなくって、暗〜い卑屈な気持ちで過ごすくらいなら、早く取って、自分に自信を持ったほうがいい」と、女性の立場にたった明快なカウンセリング。
クリニックには全国から患者さんが集まっています 。
   
● 東京都渋谷区桜ヶ丘町16−14 ドルチェ渋谷4F
 TEL03−5459−7943


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