2002.1.18号




フラッシュのような光を顔にあてて、シミや小ジワを改善する施術「フォトフェイシャル」。
今までの「ほくろ取りレーザー」や「シミ取りレーザー」と違って、術後のダメージがほとんどなく、今や予約でいっぱいのクリニックもあるほど。

当サイトのライターもりたが5回にわたり「実地体験」したフォトフェイシャルレポート、さっそくお伝えいたします!!



〜受ける前の肌状態

もうすぐ30歳、そのうち約10年弱をヘビースモーカーとして過ごした肌は、全体的にくすみがち。
そして、物心ついたときからできている目の下のソバカス(写真:約21個:診断名:雀卵斑(じゃくらんはん))は、年齢とともに、輪郭がぼやけ、周りがシミのように広がってきました。恋人には、「キミの顔は宇宙みたいだね」と。どういう意味かと聞くと、渦巻くシミの中にポツポツ浮かぶそばかすが、まるで“すばる星雲”のようだと・・・。「人ごみでもすぐに見つけられていいよ」って、何の慰めにもなっていないのですが…。



1回目(8/16) ソバカスの表面が、ポロっと取れた!

美容クリニックへの取材も多く、先生から「そんなソバカス、レーザー数発で取れますよ。」とありがたいお言葉をいただいておりました。けれど痛がり、炎症嫌いの私は、“術後が1〜2週間、かさぶたになる”と言われただけで、腰が引けてしまって…。働いている女性にとって、そんなに長い期間、かさぶたが顔にのっているというのは、けっこう苦痛だと思うのですが、世のレディ達、その辺はいかがかしら? といつも疑問に思っておりました。
某先生の診断では、ソバカスの根が深いので、1ヶ月おきに、2〜3回照射が必要だとのことでした。

そんな中、「施術したその日にメイクして帰れるし、かさぶたもできない」と同業の美容ライターに強く勧められ、フォトフェイシャルを受けることになりました。

〈カウンセリング〉
先生:「雀卵斑(ソバカス)は、5回連続で照射しても、完璧に取れないだろうけど、薄くはなります。顔全体の細かいシミは、きれいに取れますよ」

〈施術〉
メイクを落として横になり、ジェルを塗りながら光を照射。
よく「輪ゴムをバッチンと当てられる痛み」といわれますが、かなり張り詰めた輪ゴムが当たる感じ。けっこう痛いです。
25J(ジュール)という強さで50ショットほど打ってもらいました。ソバカス部分は、強く反応させたいため、2度照射。シミ部分は、光が反応するため、ズシンと振動があります。ときに熱も感じて、「中で燃えてるのかな?」という感じ。カウンセリング料込みで6万円でした。
うぶ毛を剃っていかなかったので、光が毛に反応してしまい、焦げ臭い…。その分、皮膚内部に光が届きにくいということ。剃ってくればよかった…。

〈直後〉
私はもともと赤みがでやすい体質なのか、おでこやそばかす部分が、軽い低温やけどのように。薬を処方してもらいました(数日で治まり、皮がポロポロむけました)。
一緒にいった友だちには「顔が白く、小さくなってる!」と言われました。たしかに、肌がパチ−ンと水々しく張る感じで、頬のたるみ、毛穴も小さくなっています。
ただし、肌の内部は、日焼け後のようにポッポと熱い感じ(そりゃ、一瞬とはいえ、皮膚温が50℃以上に上がったのですから)。ローションパックで冷やしたい気分です。
もちろん、かさぶたや腫れもなく(赤みは出てしまいましたが…)、バッチリメイクをして帰りました。

〈その後の経過〉
施術〜3日後、反応したソバカス数個が真っ黒に浮き上がり、約4日後、ゴマのようにポロっと落ちた(落ちた跡は、薄い色のソバカスに)
毛穴のゴミのような小さなシミいくつかが、同じ様に落ちる(跡は何もなし)
施術後1週間、肌にしっとりハリが出る。いつもと同じお手入れ(通常:超乾燥肌用ケア)をしていると、オイリーになってしまうので、乳液を省略した

POINT
施術後3日間は、コンシーラー必須!
(反応したシミが濃くなるため)
当日はお気に入りのローションを持参すべし
(術後にクールダウンできて効果的)
事前にウブ毛は剃っていこう
(ただし、剃り残しや生え際などは、直前に先生が剃ってくれます)



2回目(9/5)
くすみの原因「顔中の小さなシミ」がボロボロ取れてビックリ!

2回目は、美容友だちが「絶対におすすめ!」と推薦してくれた、渋谷のたか子クリニックへ。ここは、「低リスクなフォトフェイシャルは、はっきりと結果を出すため、5回セットでうけてほしい」とのことで、セットなら、割安の20万円で受けられることができます。「そうはいっても、患者さんにとって20万円って大金。だから、望む効果が出るよう、副作用のない範囲で、強めの出力で照射しますよ!」とのこと。楽しみ〜♪

〈カウンセリング〉
色白肌なので、かなり強めの照射でいけるとのこと。前回、赤みが出たことを伝えたら、同じ出力でも、光の長さや回数の設定を、肌質や目的に合わせてオリジナルチューニングしているので、その心配はないとのこと。ちなみに私に使ってくれる設定は、やけどの危険が少なくて、高出力で照射できるようにと、かなり試行錯誤されたものだそう。

〈施術〉
36J(ジュール)で照射。出力が高いだけに、痛い! 枕をお借りして、ギュッと抱いていました。しかし、不思議と熱さはなく、ピシッピシッと瞬間的な痛みで、それほど苦痛はありませんでした。術後は、氷のうで20分ほどクールダウン。しっかり冷やしたほうが、いいんですって。

〈その後の経過〉
直後、ソバカス全体の表面が真っ黒に浮き上がり、約3日後、ポロポロ取れる
頬、こめかみなど、予想外のところから、黒ゴマ状になったシミがボロボロ剥がれ、「こんなところにもシミがあったんだ!」と驚く
顔全体にハリが出、術後1週間、目の下に涙袋が出現する。



3回目(9/28) 
くすみが取れ、ファンデーションの色が変わりました!

前回、トラブルが無く結果も良好だったので、今回もたか子クリニックにて、さらに出力を上げ、41J(ジュール)で施術してもらいました。

さて今回、私の変化に驚いた友達が、「私もやる!」とついてきてくれました。
彼女の顔を見るなり先生、「あなたのシミは、面白いように取れるわよ」とのこと。
彼女は、顔の表面全体に薄いソバカスが広がっていましたが、先生のところでは「浅いシミに特に効くように」設定を合わせた光も研究されていて、それを照射してもらえるとのこと。
その結果、なんと!!

(施術2日後)

(施術約1週間後)
施術後2日後、頬全体にシミが真っ黒に浮き上がり、化粧水をつけるたび、コットンに黒いものがボロボロついてきたそう。(しかし黒いのは表面だけで、痛みも炎症も、全くありません)。
その後1週間で、反応したところが真っ白になりました。目の下の肌にハリが出ているところも、注目です。

こぼれ話
彼女は、普段のお手入れはシスレーのフルライン、仕上げにはKOSEの9万円もするクリームを使うなど、かなりのコスメ好きさん。けれど最近、「本当にこのコスメ効いてるのかな?」と半信半疑だったそう。ところがフォトフェイシャル後、肌表面の汚れが全部取れたせいか、化粧品の浸透がものすごく良くなり、ブライトアップ効果やハリ効果を強く感じるように。「コスメの力を100%生かせられる、と考えたら、年に1回のブラッシュアップ代として、6万円は惜しくない。それに、1回でこの効果は、他ではちょっと考えられないでしょう」とのこと。

さて、私はといえば
今まで自覚していなかった細かなシミがほとんど取れ、「色白ね」「肌キレイ」と人に言われることが多くなった。
星雲状のソバカス群は、星雲部分が薄くなり、濃いソバカス数も、21→10くらいに少なくなってきた。(自己比較「すばる星雲」→「太陽系銀河」くらいの縮小率)

今までファンデーションは「江原道」の3色を混ぜていたのですが、“色のバランスが変わってきたな”と感じ始めたのもこの頃。中間色の02番の出番がほとんどなくなり、全体が01(色白)、シェーディングにちょっとだけ03(濃茶)、という「色白トーン」になってきました。



4回目(11/12) 星雲のシミが、見事に消えた!

今回は、東京女子医科大学附属第二病院、田端駅前クリニックの若松信吾教授にお願いいたしました。
 こちらのクリニックは、フォトフェイシャルをいち早く取り入れたということで、TVなどで紹介されているのをご覧になった方も多いことでしょう。
 若い方から、70代の奥様まで、幅広い年代の患者さんで、予約はいっぱいとのこと。
先生曰く「フォトフェイシャルを受ける価値があるかどうか? それは私が決めることではありませんが、60歳や70歳のおばあちゃんが、喜んで施術をお受けになって、すぐに次の予約を入れてお帰りになるところから見ても、“負担が少なくて、効果が実感できるケア”として受け入れられている証拠でしょう」とのこと。
 実際、直前直後の日焼けを避けること以外、トラブルの可能性は低く、安全性の高い施術だとのこと。
 1回目のとき、赤みと皮むけが起こったのですが…と質問したところ「今まで新陳代謝の悪かった皮膚が活性化し、新しくつくられているということ。古い皮がはがれれば、それだけ新しい皮膚が現れるということだから、よほど炎症でも起こっていない限り、心配する必要はありません」とのことでした(※ただし、私の場合は、心配のないケースでしたが、症状は人それぞれですので、ご自身の体験時には、かかりつけのドクターにしっかりと相談をしてください)

〈カウンセリング〉
雀卵斑(ソバカス)を取りたいのなら、レーザーのほうがベター。あなたの状態なら、1回で取れますよ(→初回時では、レーザーでも2〜3回と言われていたのに、今なら1回で取れる。つまり、それだけ薄くなったということ!! うれしい!)
だいぶ色白になっているので、強めに照射しましょう。

〈その後の経過〉
ソバカスの周りを取り巻いていた薄いシミが、ほぼなくなりました。ソバカスの表面も全部黒くなってはがれ、薄いソバカスが点々と残るのみになりました。
以前の施術より、ジュール数でいくと少なくなっているのですが、施術中の「バシャッ」と来る感じと、その後の反応は、決して少なくありませんでした。これは、各クリニックで設定をいろいろ変えているため。単純に「J(ジュール数)=出力が高い ほど、効果がある」訳ではないことを頭におきましょう。
クリームファンデーションを重く感じるようになりました。ソバカス隠しのコンシーラーと、パウダリーで十分です。



第5回(12/12) 
とにかく、くすみと無縁の「色白肌」になりました!

ほとんど肌の悩みを感じなくなった今回は、「2回打ち」と「フリーパス」をしてくれる、という新宿の好生堂クリニックへ。

2回打ち 通常は、左顔→右顔1回で終了だが、さらにもう一度、左顔→右顔と照射。合計100照射ほどで、1回分。
フリーパス 5回分の値段で、1年間何度でも通えるフリーパスに。
 フォトフェイシャルが好きで、何度でも通いたい人、(ライターもりたのように)本当はレーザーのほうが向いているのに、どうしても打つのが嫌で、フォトフェイシャルを繰りかえし受けたい人にオススメ。

〈カウンセリング〉
先生 「今までの施術経験は? え? 1ヶ月おきに、別のクリニックで出力数もバラバラ?? それは困りましたね、診療方針が立てられないですよ。では、トラブルのないように、27Jと弱めで照射していきましょう」
…と、かなりお困りの様子でした。歯医者さんもそうですが、あまりにもクリニックを点々とジプシーしていると、診療方針がバラバラで、効果的な治療ができなくなるとのここと。反省です。
ちなみに先生は、最初は弱く、慣れに応じてだんだんと出力を上げる診療方針とのこと。

〈施術〉
反応するシミがほとんどないせいか、痛みは全くといっていいほど感じませんでした。
反応するシミの多さと、痛みは比例するようです。

〈その後の経過〉
ソバカスの表面がボロっと取れましたが、まだ茶色い根は残っています。
じっくり数えると、ソバカスの数は約16個。しかし、このレベルの薄さなら、もう許してあげてよいのでは?という感じです。コンシーラーでしっかり隠れますし。
顔の他の部分のシミがすっかり消えて、顔全体が白くなったので、自分で鏡を見たときに、かえってソバカスばかりに目がいってしまう、という点は否めません。気になるなら、この後、レーザーで仕上げるか、フォトフェイシャルを数回繰り返すのがよいとのことです。

それにしても、顔全体のくすみ(=実際は自覚もしていないほどの細かなシミ)が消えると、これほど若々しくなるとは…。
むかし、「鼻や目を整形しても、顔のほんの一部。実際は、8割を占める肌こそが、顔の印象を決める!」と主張される先生にお会いしたことがありますが、本当のことだったんだなあ…と自らの顔で、実感しました。

POINT
信頼できるクリニックに出会えたら、そこに続けて通うべし
大きなシミ1つより、顔全体のトーンこそが、肌の美しさを決める

整形や、ほくろ取りレーザーと違い、フォトフェイシャルには「これで終わり」というゴール点はありません。
最初に効果を実感できるまで1〜数回通い、その後は、数ヶ月に1回、くすみのブラッシュアップという感覚で定期的に行えば、費用の負担も少なく、きれいな肌を保てそうです。

今回、目安として、照射回数○回、出力○ジュール、と明記しましたが、フォトフェイシャルの光は、出力以外にも「パルス幅」「パルス数」etc、望む効果や肌質に合わせて様々な調整を、各クリニックごとに行っています。出力パワー、照射回数も、それによって変わってくるそう。私たち患者は、パワーや打つ回数ばかりにとらわれがちですが、総合的な効果で、判断するようにしましょう。



もりたじゅんこ) 

writer's eyes
最近、「髪」と「美容院」の話題が多い自分に気づきました。
それは何故? 思うに、半年前の私は、いつも「肌」の話ばかり。「あなた、そのファンデ、どこの?」「コンシーラー、何使ってる?」…きれいな人を見ると、聞かずにはいられませんでした。
美容ライターという職業ゆえかと思っていたのですが、いいえ、自分の肌へのコンプレックスからだったのです。ソバカスやシミが、心にも大きなくすみを作っていたんですね。
「肌は、痛みのないメンテナンスで、確実にきれいになる」。その自信を得、晴れやかな心を得たことだけでも、ずいぶんと大きな収穫でした。

■取材協力/ 久保田賢子先生  
  形成 美容外科・皮膚科 たか子クリニック院長
乳がん手術後の再建などの臨床を経て、約1年前に、渋谷に開院。
切除よりもずっと大変な乳房再建の手術を、女性が自ら受け、元気になっていく様子に、美が女性に与えるポジティブなパワーを強く感じたそう。
「シミやシワができるのは当たり前だけど、それが気になってしょうがなくって、暗〜い卑屈な気持ちで過ごすくらいなら、早く取って、自分に自信を持ったほうがいい」と、女性の立場にたった明快なカウンセリング。
クリニックには全国から患者さんが集まっています 。
   
● 東京都渋谷区桜ヶ丘町16−14 ドルチェ渋谷4F
 TEL03−5459−7943 月曜休
 フォトフェイシャル1回6万円、5回セット20万円
 
 
  東京女子医科大学 若松信吾先生
  東京女子医科大学附属第二病院の形成外科教授。同じく第二病院、田端駅前クリニックの美容外科教授。外傷再建手術の臨床ほか、最新のレーザー治療・研究に取り組む。
丁寧な施術と温かみのあるカウンセリングに、常に予約がいっぱいなので、希望する場合は、早めに連絡を。

 
●田端駅前クリニック
 東京都北区田端1−21−8 NSKビル3F
 TEL03−5814−8111 第3土曜、日曜祝日休
 フォトフェイシャル1回 6万円
 
 
  好生堂クリニック 院長 野口道男先生
  新宿東口からすぐと、アクセス便利なクリニック。

●東京都新宿区新宿3−23−1 都里一ビル2F
 フリーダイヤル0120−777−007 年中無休
 フォトフェイシャル1回 5万(部分)〜8万円(全顔)
 年間フリーパス 40万円




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