2002.2.8号




朝一番の顔を披露する機会、例えばゴルフなどアウトドアイベント、またはちょっとそこまでのお買い物、そんな時、「いつものメイクがちょっと浮いているかも?」なんて感じたことありませんか。夜の食事の席やイベントなど以外は、いかにもメイクしましたという顔には抵抗があるはず。
年齢とともにますます気を抜けないのがメイクですが、女性はとかく、「お化粧が上手」などと言われるより、「素顔が素敵」と言われたいものですよね。今回の特集では、ナチュラルメイクをより自然に見せる、すっぴん顔に近いメイク、すなわち「すっぴんメイク」にフォーカスをあててみました。雑誌やヘアサロンなどで活躍中のプロにその極意を、そして「スッピン美人」と評判の読者代表5名に聞いた、おすすめアイテムをレポートします!



プロに聞いた!「すっぴんメイク」の極意

第1条 ファンデーションはリキッドタイプが一番!
ナチュラルメイクとひとことで言っても、シミやソバカス、吹き出物など様々なトラブルをカバーしてこそと思うと、どうしても厚塗りになってしまっていませんか?
ファンデーションにはパウダー、クリーム、リキッドなど種類は色々ありますが、定評のあるファンデーションはリキッドタイプ。カバー力はさほどないのですが、パウダータイプより肌に自然にフィットするのでおすすめ。手のひらに適量を取って体温でちょっと馴染ませましょう(特に寒い冬は必ず)。毛穴ひとつひとつにたたきこむようにして塗るのがポイント。肌に浮いてくる油分はパフでなじませるように押さえると目立たなくなります。
リキッドファンデーションを手でのばすのに自信がない方は、手のひらでとったファンデーションをパフでのばしてみてください。ビックリするほどの薄づきなのですが、その後のパウダーのつき具合もナチュラルなはずです!
また、注意したいポイントをひとつ。目の周りが気になるからと言って、厚塗りするのは禁物です。シワに入り込みすぎるとかえってそのシワを際立たせることになりかねません。目の周りのクマやシワが気になる方は予めクリームタイプのコンシーラなどでカバーすることをおすすめします。

ライターおすすめのコンシーラ♪
「シャネル」のコンシーラスティック
40歳になるというのに若々しいシャロン・ストーンがまとめ買いするというのが「シャネル」のリップスティック型コンシーラ。No.1は肌色(吹き出物やシミに)、No.2はピンク(クマ隠しに最高です)、No.3はブルー(アイカラーの発色を良くする)ですが、使用頻度が高いのは断然No.1の肌色! ちょっとしたニキビや吹き出物もしっかりカバーしてくれるし、唇に塗れば、ベージュピンクのリップを使用する時は特に発色が良くなってオススメです!


第2条 パウダーは細粒子のラメ入り
ラメには、毛穴など肌の細部を光の乱反射で目立たなくするという働きがあります。日光の下などはマットに作りすぎないのが大原則。ご自分の顔の中で最も脂浮きしやすい部分には特にこのラメパワーを利用しましょう。
また、パウダーもつけすぎに注意。余分な粉は軽くブラシで落としましょう。小さな手間が美しいメイクへの近道です!


第3条 薄眉
眉毛は顔の印象を決める大切なポイント。でも、だからといってクッキリと作ればいいものではありません。眉頭から描き始める方も多いと思いますが、実は眉尻から描くほうがナチュラルに仕上がります。眉の形を矯正しようと思わずに、ここは本来の形をキープしましょう。眉尻が濃い目だとしたら眉頭は薄めに、が大原則。色はブラウン系のグレーがベスト。髪の毛と同じ色を選ぶのがポイントです。
仕上げに、透明マスカラで眉毛1本1本をツヤツヤに見せるのもいいアイデア。あくまでも元からある“素材”をいかに活き活きとして見せるかがポイントですよ。


第4条 チークはクリームタイプでピーチ系色
「すっぴんメイク」の場合、特におすすめのチークはピーチ系のカラー。しかも、多くのプロから指示されているのはクリームタイプのチーク。一見、難しそうに見えますが、実は簡単。ファンデーションの後、パウダーをはたく前に、ほほ骨の上に少しずつ丸くのばしていきます。パウダーチークの場合、失敗すると始めからやり直さなければならないけれど、クリームタイプなら少しずつ様子を見ながらつけられるのでむしろおすすめです。あくまでも健康的に見せる……これがカギです!


第5条 アイライン、アイシャドウはあえて加えない
「すっぴんメイク」の基本は“お化粧してないみたい、だけどキレイ”と思わせること。アイライン、アイシャドウは目立ちがちな目もとのメイクは極力控えるのが鉄則です。ここはグッと我慢して。物足りないくらいがちょうどいいのです。



第6条 1にマスカラ、2にマスカラ
アイラインもアイシャドウも加えない目もとに唯一、力を入れたいのがマスカラ。少々の脂浮きにも完璧に絶えうるのが資生堂「ディグニータ」のコーム型マスカラ。ボリュームタイプ、カールタイプと世の中にはたくさんのマスカラが続々登場中ですが、最も支持されているのがこれでした。ダマにならないように1本1本を丁寧に、そして2〜3回は重ね塗りしながらつけるのがコツです。


第7条 パール入りのリップグロス
リップも同様、つけすぎは禁物。唇の色素が明るめの人は、リップクリームだけか、グロスのみでも充分。唇の色トーンが暗めな人は、自然なツヤが生まれるパール入りのリップグロスを入手しましょう。それでも物足りない場合は、ベージュ系のペンシルで輪郭だけをとって、グロスで馴染ませるのがいいでしょう。鏡でメイクのバランスを見ながら色々なタイプのグロスを楽しんでみてください!


ご意見を頂いた、ヘアサロン「ビュートリアム オアシス」「ヘア ディメンション」「Ak’s」の皆さん、本当に有難うございました♪



すっぴんメイク美人5人のおすすめアイテム

プロの意見を聞いた後は、実際に「すっぴんメイク」を実践している読者の方々によるおすすめアイテムのレポートです。これから皆さんがチャレンジするアイテム選びの参考にしてくださいね!

 アンケート協力者No.1
I崎千夏さん(34歳)
職  業 専業主婦
肌  質 乾燥肌
トラブル 目の周りのクマ
コンプレックス ホクロが多い、眉毛が薄い
「もともと眉毛が薄い私には、ペンシルで描くとわざとらしい感じになってしまうので、コゲ茶のアイシャドウが必須。コゲ茶のシャドウをアイブロウ用のブラシで何度か色づけすることで自然に仕上がってます。」また、色白の千夏さんの悩みはホクロなのですが、彼女いわく、「すっぴんメイク」ではホクロもチャームポイントに変わるそうです!

 アンケート協力者No.2
M山雅子さん(28歳)
職  業 役員秘書
肌  質 ノーマル肌
トラブル 吹き出物
コンプレックス 奥二重、ポッチャリ顔
最近吹き出物に悩まされている雅子さんが活用しているコンシーラは、なんと、私ライターがオススメしているものと同じでした! ちなみに、この商品は一度完売して再生産をしたほど人気だったそうです。
「リキッドファンデーションを2色使っています。顔のシェーディング用に、フェイスラインに二段濃い色(夏に買ったファンデ-ション)をつけ、あとは普段使用している色を使っています。奥二重は以外と“すっぴんメイク”向きなんです。アイシャドウは特につけないので、マスカラを充分につける……それでアイメイクはOKです。」

 アンケート協力者No.3
F森未有さん(32歳)
職  業 編集者
肌  質 混合肌
トラブル 口の周りのシワ
コンプレックス そばかす
そばかすをカバーしきれないのが難点と思いきや、それも今やかえって「すっぴん」ぽくて気に入っているという千春さん。彼女のお気に入りすっぴん用ファンデーションはあの「カリテ」の「ティント ファンデーション」。ドラッグストアなどで買える気軽さと乳液様の使用感が魅力なのだそうです。

 アンケート協力者No.4
T田武美さん(29歳)
職  業 スチュワーデス
肌  質 脂性肌
トラブル 吹き出物、ニキビ、シミ
コンプレックス 毛穴が目立つ
「乾燥した機内、接客業であることなどが理由で毎日しっかりメイク、というのが基本。だから休みの日は勤めてすっぴんメイクを心がけています。普段使用するリキッドファンデーションとスキンケアローションを手のひらで1:1の割合で混ぜて使うのがおすすめです。乾燥が気になる方は乳液を混ぜてみてください!」参考になりそうですね。

 アンケート協力者No.5
E沢郁実さん(36歳)
職  業 花屋オーナー
肌  質 混合肌
トラブル 赤ら顔
コンプレックス まつげが短い
「普段のメイクでは赤ら顔をカバーするためにグリーン系のコンシーラを使用したりしますが、休日の簡単なメイクでは、メイクアップベースを塗った後、一段濃い目のパウダーで全体のトーンを整えています。また、お花やさんだけにカラーバランスを整えるのが上手な郁実さん、リップにも気づかいが感じられます。「リップは赤色系のクリアグロスを使用しています。頬の赤みが気にならないよう、逆に同じトーンにしてしまえばいいのかもしれないと思って試してみましたが、意外と好評です!」



根本ゆみ) 

writer's eyes
ファッションもカジュアルが主流の今日この頃、「すっぴんメイク」はぜひとも活用したいメイク方法。しかも意外と多くの女性が実践していたのを知って、驚いてしまうほどです。プロを始め、「すっぴんメイク」愛好家の皆さんにご意見を伺ったわけですが、明確になったことは、「すっぴんメイク」にとって重要なことが、「コンプレックスをチャームポイントにしてしまうという潔さ」であるということ。年齢を重ねるごとにメイクは厚くなりがちですが、逆に、年齢を重ねた女性にしかない「本物ナチュラルメイク志向のオーラ」を実感した特集でありました。手間をかけているのに手間をかけていないように見せる……これこそ、「すっぴんメイク」の極意中の極意なんですね。



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