2002.3.13号




人には好きな色、似合う色、心地良い色…などなど、色に対して形容することばは多々あります。また一方で、あるインドの女性の言葉「体調が悪い時は、白い服を着た方が早く快復するわよ」とか「きれいな色の服を着ると、なんとなくウキウキする」また「リップスティックの色を春色に変えたら、ふんわり春気分に…」などのように、色が身体や心にもたらす効果を謳ったり、身体のバランス調整のためのメディカルカプセルでは色彩セラピーを採りいれている…など、どうやら心と身体には不思議な関係がありそうです。
そこで早速、色のスペシャリストことカラー・カウンセラーの山脇惠子先生に、その不思議を解明していただきましょう。



色は目に見える電磁波

山脇惠子先生
イギリスの物理・天文・数学者のアイザック・ニュートンの言葉に「色彩は光そのものである」というものがあります。ちなみに光とは電磁波。よって、色は目に見える電磁波というわけです。そして、波長の違いが色彩となるのです。
さて、色彩を見ているのは当然、目ではあるのですが、実は全身で、つまり皮膚でも色彩を見ているわけです。また一方で、光や色彩によって筋肉は緊張したり、弛緩したりします。こうした働きをトーナスといい、この現象を脳波や汗の分泌量から客観的に示した数値をライト・トーナス値というのです。
一番弛緩した正常値が23で、ベージュ&パステルカラーが同じ、また青が24、緑が28、黄が30、橙が35、そして赤が42で最高となり、筋肉が興奮・緊張した数値となります。よって、ベージュやパステルカラーはリラックスさせる色といえます。故に必ずしも好きな色が人をリラックスさせるというわけではないのです。
さて、なぜ色はそうした心理的影響を及ぼすのかというと、人間の進化の過程で色によって得た経験が色濃く残っていて、それが今なお人間の中に生き続け、色と心が結びついているのです。例えば、水の冷たい経験からの青、太陽が上る時の赤や血の赤…というように、それぞれの地域、文化、また個人の経験からもとずく感情が色に密接に関係します。



色の持つ意味

過去から現在に受け継がれている色の持つ意味とは何でしょう?まず1つの色にはプラスとマイナスの二面性があります。たとえば「黒は自分を支えてくれる色でもあり、威圧感を与える色でもある」とか、「白は汚れのない色であり、緊張する色でもある」とか、「紺は知性、冷静の色であり、また自己抑制の色でもある」など。それらを理解して上手に色を生活に採りいれてみることは良いでしょう。一方、好きな色というのも誰にもあるものです。よって、好きな色を採り入れることはもちろん良い選択方法でもあります。なぜならその色の持つ意味が今のあなたに何かしらのメッセージを送っているとも思われるからです。
ここで注意しなければいけないのは、1つの名前で呼ばれる色も微妙に濃かったり、薄かったりして一括りにはできません。例えばピンクも強いピンクは下品、甘え、幼稚を意味し、優しいピンクは甘い、幸せを呼び込むなどを意味するように。
以上のようなことから、ややイメージ・コンサルタント的な話になりますが、色は強ければ強いほど、ストレートにその色の意味が相手に伝わってしまうので、初対面の場合は、パステルのような優しい色を身につけるほうが良いかと思われます。

参考までに、好きな色でその人の性格のある部分、また現在の精神状態が想定できることもありえることから、いくつかのいろの代表的な特徴をご紹介します。

<赤を好む>
赤は強烈な自己主張の色。この色を好む人は、行動的で関心が常に外に向かっている。同時に衝撃的でもある。パワーがみなぎり、早口にしゃべる人も多くみられる。女性は女王様タイプ。ただ気分の起伏が大きく、躁鬱病になる傾向がみられるので、常に赤に気をとられる人は要注意。時には自分自身とよく向き合い、自分のエネルギーが周囲の人に必要以上の影響を与えていないか、注意してみる必要があるでしょう。

<橙を好む>
元気でお人よし。はしゃぐのが得意だし好きな人。周囲からも親しまれ、愛されるタイプ。お祭り女、お祭り男も、この色を好きな人に多い。男女とも寂しがりやが多い。相手に合せるのもそれほど意識せずにできるので、さまざまな場での潤滑油的人材として重宝がられる。しゃべるのもうまい。しかしその社交性が仇となって、優柔不断と思われることも。決断力に欠ける部分がある。独身者が多いともいわれる。自分が評価されないとすねてしまうような子供っぽさがある。女性は家庭的でおっちょこちょいな人が多い。

<黄色を好む>
天真爛漫。自由で子供っぽい人が多い。前向きで、いつも何かの行動をとろうとしている人。そして賞賛されることが何よりも好きで嬉しい。男女とも元気で小さいことにこだわらない人が多い。イタズラ好きで、人を笑わせることが得意。時として度を越え、ひんしゅくを買うこともしばしば。エネルギーがあり、お金もうけなども好きなタイプ。低俗なことが好きだったり、つまらないセンスの持ち主もたまにいる。意外に人の目を気にするタイプが多い。人と一緒の時のほうが力を発揮できる。

<緑を好む>
子供がこの色を手にするのは、意識的か無意識的か自分の感情を抑えている場合がある。一般的にこの色を好む人は道徳心が強く、温和で調和を愛するタイプが多い。育ちの良い人も。動きは穏やかで社会性があり、周囲の人とも協調してことにあたれる。男性は物静かで辛抱強い人が多いとされる。都会より田舎の生活を好む。人を疑わないところがあり、利用されてしまうことが多いのはこのタイプの人。また、実は知らず知らずの内に気の合わない人を遠ざけている場合がある。

<青を好む>
内省的で思慮深く、真面目、保守的な面がある。物事を考えたり、空想したりする事が好きな人が多い。ただこの色は非常に多くの人に好まれるので、一概に同じタイプとは言いきれない。我が道を行くタイプもこの中には多くいる。場合によっては、人の意見より自分が考えて導き出した考えを重視し、独善的に思われる。クールで冷静、ひとりでいることが好きだが、しばしば社交的な人も見られる。が、この社交性は橙などとは大きく違い、自分をコントロールしながらの人付き合い。故にこの社交性は失敗が少ない。感性が豊かな人も多い。

<紫を好む>
個性的で神秘な世界を愛する。虚弱タイプや、心の深淵を常に見つめようとするような意識を持つ人がいる。人と同じことを嫌い、芸術家肌が多いのもこのタイプ。男女とも思春期に好む傾向があるが、子供がこの色を好む場合は、身近にお年寄りがいる生活をしていたり、あるいは体調が悪く、精神的に不安定な時があるとされている。気難しい人が多くいる。伝統的文化や格調高いものを好む。繊細な感性の持ち主でもある。常にこの色が気になる人は、気付かずにいるが体調がどこか悪い場合がある。

<黒を好む>
義理人情にあつく、面倒見がよい。権威を愛する面もあり、人より優れていることを望む。ファッションセンスがよく、自分でも意識してカッコ良くあろうとする。独立心が強く、男女とも気が強い人が多い。しかしその反面、もろいところがあり、自分でそのことを知っている。素直じゃない人が多いとされている。グループの中では上に立ち、人を動かすことがうまいが、自分の世界に閉じこもり、暗い人もいる。心をオープンにすることが苦手。

<白を好む>
世界の中で白を愛する国民は珍しいとされるが、日本はその代表。純粋さや神とのつながり、汚れのない世界の象徴だからといえる。理想家で完璧主義者が多いとされる。場合によっては疲れて虚無感に陥っている人、何も決められない状態の人もいる。理想を追って、しっかり仕事をする人も。厳しいが正しい考えを持ち、前に進もうとする。また人を受け入れようとするが、時としてそのことを負担に思う真面目な人が多い。何かに不安を持つ人もこの色を気にするとされる。

<ピンクを好む>
愛情豊かな人。特に男性は繊細で優しく、感性も柔軟。ただ、弱すぎる人も中にはいる。女性は細やかで人に対して優しい。中には自己愛が強く、周囲の状態が目に入らない人もいる。幼い感覚の人も。全体的にロマンチストの人が多い。淡いピンクは女性らしい人が多い。男女とも勇気には欠けるといわれ、本当は赤に憧れているのに使えないとも言われる。細やかな心配りがうまい。ピンクしか使えない人は、自己愛で目が眩んでいたり、幼さから抜け出ることを拒んでいるともいわれる。しかし柔らかなピンクは全ての人に愛される色。



色の採りいれ方〜その1

上記の各色の意味合いから、それぞれの目的別に色を採り入れるのも一つの効果的方法です。たとえば自己主張したい時には黒を、積極的アプローチを望む時は赤を、ロマンティックなシチュエーションにはピンクを、そして不眠症には青を用いると効果があります。
またこうした色の採りいれ方は、生活全般にも有効です。身につける衣類、インテリア、それから照明にも。例えば照明は、青の多い蛍光燈ばかりを使用するのではなく、物体を立体的に見せる白熱電球を採り入れたりするとか、お部屋の色もソフトホワイトをはじめベージュ、パステル、グリーン、ブルーなどのリラックス系にまとめる、と同様にお部屋でのリラックスタイムにはベージュやパステル系のホームウエアにするなど。
監  修: 山脇惠子  カラー・カウンセラー
参考文献: 「増補 色の秘密」野村順一(文春ネスコ)




色の採りいれ方〜その2

「リップスティックにアイシャドウ、それからネイルカラー…」といえば、女性のための特権(昨今では少数の男性にも)ともいうべきメーキャップ、すなわちコスメティクス。色とりどりのマジックが楽しめるこれらもまた、身近なカラーセラピーともいえそうです。
そこで、まさにこのカラーセラピー&アロマセラピーを提唱しているコスメ・ブランド「Tony&Tina」をクローズアップしてみたいと思います。

トニー(アンソニー・ギル)とティナ(クリスティーナ・ボーンスタイン)の二人が「色には不思議なエネルギーがある。だからこそ自分が必要としている色を身につけるべきだ」という考えのもと、クリエイトしたコスメ・ブランド「Tony&Tina」。インド哲学で定義される身体のエネルギーセンター「7つのチャクラ」と色の関係をベースに、メーキャップで「今以上に内なるパワーを色の力で引き出し、自分らしさに自身を持ってポジティブに毎日を生きる、キラキラと輝いている人になって欲しい」という、彼等の願いが込められたコスメティクスです。
よって、まずは自分自身が潜在的に求めているエネルギーすなわち「自分自身が本当に必要としてる色」を知ることが大切です。そのみつけ方は、「色を選ぶこと」。最初に目に入った色、特に好きでははいけれどなぜだか気になる色、なぜかいつも選んでしまう色はその色が持つ固有の波長(カラーパワー)に自分自身が感応しているのだそうです。
一方で全アイテムについている「カラーメッセージから選んだ色」から今の自分に必要な色を探す方法もあります。その色の力が、自分でも気付かない潜在的な望みを引き出し、新しい自分を発見する後押しをしてくれるのだとか。
ここで、前述の「7つのチャクラと色の関係」について説明しておきましょう。
まずチャクラとはサンスクリット語で「光の輪」という意味で、人間の体内に宿る7つのエネルギーセンターのことを指します。この7つのチャクラは独自の周波数で振動し、同様に光のエネルギーである色もそれぞれに異なった周波数で振動しています。よって同じ周波数を持つ色が、それに対応する各チャクラを癒し、活性化させるといわれています。



図のように下から順に第1のチャクラの赤、オレンジ、黄、緑、青、紫、白という7色です。そこで「Tony&Tina」は、チャクラに色の力を注いで心身・精神を活性化する方法を、「ビブレーショナルリメディーズ」と名づけ、メイクアップに取りいれています。それでは下記に各チャクラの色と意味をご紹介しましょう。

第1のチャクラ(ルートチャクラ/尾底骨部)⇒レッド
肉体にエネルギーを吹き込み、心を温め意思力を高める
・内なる生命を目覚めさせる
・本能的感情を刺激する
・恐怖心を和らげる
・ 強い意志力と勇気のある人に導く

第2のチャクラ(ベリーチャクラ/丹田=下腹部)⇒オレンジ
感情のバランスをとり、人生における喜びを取り戻させる
・社交性とバランス感覚を養う
・鬱気分を防止する
・欲望や歓喜の感覚に作用する
・表現力と創造性を高める

第3のチャクラ(ソーラーチャクラ/みぞおち)⇒イエロー
学習能力や客観性を高め、実際に役立つ力を生み出す
・知識欲を刺激する
・他人の心情への理解力や共感を培う
・自信が増し達成力を促進する

第4のチャクラ(ハートチャクラ/胸の中心)⇒グリーン&ピンク
鋭敏になった神経を和らげ、大らかな慈愛の心を与える
・無限の愛の力を高める
・疲れた精神を蘇らせる
・希望、信頼、平和へと導く
・個人の変化を促す

第5のチャクラ(スロートチャクラ/喉)⇒ブルー
右脳と左脳のバランスを整え、才能を目覚めさせる
・心身の解毒作用
・直感の目覚め
・リラックス効果
・芸術的表現力と誠実明瞭な会話力を培う

第6のチャクラ(サードアイチャクラ/眉間)⇒バイオレット
精神を浄化し、調和を助け、自尊心を高める
・透視能力、洞察力、直感力、知覚力、想像力を高める
・心身のバランスを保つ
・インスピレーションを刺激する

第7のチャクラ(クラウンチャクラ/頭頂部)⇒ホワイト
ネガティブな心の克服と魂の目覚めを助ける
・ネガティブエネルギーから護る
・ストレス緩和する
・創造力を促進する
・エネルギーシステムを浄化する


「Tony&Tina」〜What's New?
掲載のネールカラー&リップグロスは4月21日発売の新作。
●ビブレーショナルネールペイント(全10色)
●リップグロス(2色)
※ 商品に関するお問い合わせ先
 (株)インターアクト お客さま窓口
  フリーダイヤル 0120−607−718
 資料提供:Tony&Tina
      (株式会社インターアクト)


(りんだ) 


writer's eyes
「出来ることならいつもハッピー気分でいたい」と願うのは、誰しも同じはず。でもさまざまな要因で生じるストレスや心身の不調は否めません。そんな私たちの身近なサポーターはないものかと思えば、「願えば叶う」の如く確かにありました。「色」です。あまりにも身近すぎるので、ちょっと嬉しくなってしまいました。「これからは色を上手に生活に採り入れて、シアワセになりましょう!」という言葉に妙に力が入ってしまうのは私だけ?



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