ビタミンやミネラルと比べるとまだなじみが薄く不思議な響きを持つ名前「CoQ10」。そもそも名前の「エンザイム」は英語で「酵素」のこと。頭の「コ」は「補う」、つまりCoQ10は「補酵素」の一つなのです。1957年に米国の大学にて発見、命名されました。
人間の身体の中にはいくつもの酵素が存在します。酵素の働きで化学変化が促進され、生命活動を維持するための物質がつくりだされ、身体を構成する60兆個もの細胞一つ一つに送り込まれるのです。
補酵素は、その酵素を助ける働きをします。よって、不足すると生命活動に必要な機能が乱れ、健康を損ないやすくなるといえます。
CoQ10は、別名「ユビキノン」といい、その語源はラテン語で「いたるところにある」を意味するUbuiquitousからきています。その名が表すとおり、人間も含めたほとんどの動植物に含まれている物質で、人間の体内で合成されるものですが、20歳をピークにその量は加齢とともに減少していくと言われています。
ちなみに、末尾の数字「10」は、CoQ10を化学構造式で表した場合に、「イソブレン」と呼ばれる物質の鎖が10個つながっていることからつけられています。
CoQ10は、人間の体内では特に心臓に多く含まれており、世界的に心肺機能を高める医薬品として使われてきましたが、徐々に栄養補助食品としても認可が下りるようになり、日本でも昨年、食品としての使用が認められるようになりました。 |