2003.5.28号




 五月病なんて言葉がありますが、筆者は1年の中で六月がいちばん憂鬱です。ジメジメとしてメイクは崩れやすいし、カレンダーを見ても祝日はゼロ。
  そこで考えました。祝日は増やすことができないけれど、崩れにくい上手なメイクの仕方を覚えれば、毎年のこの憂鬱を、ずっと軽くできるのではないかしら?
  毎日鏡をのぞくのが楽しみ、いつでもわたしの顔はきれい・・・・・・これって女性の心にとっていちばんの特効薬だと思うのです。そして、崩れにくいだけでなく、今よりもっと美しい顔になれるなら、なお嬉しい!
  そこで、「より美しくなれて、1日中崩れない」メイクを提唱するサロン、「ネフェール ビューティ スクール」にお邪魔してきました!



たった4回のレッスンで、顔が変わる!

普段のメイク
 
受講後のメイク
 お2人の顔をご覧下さい。左と右では、まるで整形をしたかのように顔が変わっています。
 ところがこれ、どちらもご自身がメイクした直後の顔を撮影したもの。全く同じ条件で撮影を行っています。施すメイクの技術が向上しただけで、これだけ違う顔になれるのです。
  しかもこのメイク、「1日中崩れない」というのが特徴で、なんとたった4回のレッスンで学ぶことができるそう。


 そこで、きれいねネット読者代表・前田さんに、このレッスンを体験してもらいました。



どうせ毎日お化粧するのだから、腕を磨いたほうが得!

  優しい笑顔が魅力的な前田さんは、小学校の保健室に勤務しています。 職業柄、皮脂浮きなどのない清潔感のある顔を保ちたいと思う反面、なかなかお化粧直しの時間を取ることもままならない毎日。
 
けれど、子どもたちや保護者など、たくさんの方と顔を合わせる職業でもありますから、華美にならない程度に、きちんとしたメイクを心がけたい、と思っているそうです。


ネフェール代表のアーティスト・木乃美先生はおっしゃいます。

「正しいメイク技術があれば、化粧崩れは防げます。“崩れてみっともない顔になるのが嫌だから・・・”と、ファンデーションをパパっと塗るだけの薄化粧で済ます人も多いようですが、パウダリーファンデーションなどによる、簡単なメイクでは当然、崩れやすく、 すぐ素肌顔になりやすいのです。
  多くの人は、毎日10分なり20分なりかけてお化粧をしているわけでしょう? だったら、まずは正しい方法を覚えてほしいですね。 同じ時間でずっときれいな顔になれて、化粧直しの手間も少なくなるのだから、結果的に負担は少なくなるはず。
  一度覚えたら一生きれいな顔で過ごせるのですから、自分の顔をベストに見せる正しいメイク法を、早いうちに習得したほうが絶対に得ですよね」



本当の美人は、「他人から見てきれいに見える」顔

 レッスンは、先生のアドバイスを受けつつ、鏡を見ながら実際に自分でメイクを習得していく形式になっています。
  そして、レッスンの前と終了時には顔写真を撮影して、メイクが変化しているのを実際に目で確認できます。

 前田さんが鏡をのぞいているときの顔を見て先生が一言「あら、物を見るときに、おでこにシワを寄せて、目をぱっと見開くくせがあるのね。びっくりしたような表情で。それだと眉頭が上がって八の字眉になりやすいから、眉は少し上がり気味に書くといいわよ」。
  こういった客観的な事実は、なかなか自分では気づかないもの。「他人から見てベストの顔」を教えてもらえるのも、レッスンを受けるメリットです。

「鏡に向かうときって、誰でも無意識にいちばんいい顔を作るんですね。しかも鏡には正面 しか映らない。 でも他人から見られる顔は、ブスッとしていたり、横からだったり。だから、いろいろな表情でどこから見ても美しくみえるようなメイクをアドバイスしています」(木乃美先生)



崩れない美人を作るポイント六か条

そこで、「ここを押さえれば美人になる」というテクニックを先生に教えていただきました。


 
【第一か条】ベースメイクはリキッド+お粉のW使い

 顔のトラブルをしっかりと隠しつつ、1日中きれいな状態をキープするには、「リキッドファンデーション+仕上げのお粉」の組み合わせがいちばん良いとのこと。
  ちなみに、リキッドはスポンジで伸ばすこと。ファンデーションの余分な油がスポンジに吸収されるので、厚ぼったくならず、さらさらとした仕上がりで均一な膜を伸ばすことができます。 また、手の指に比べて広い面でサッと伸ばせるので、ムラなくスピーディにベースメイクができるのです。 そして最後に、小鼻周りや目の周りなど細かいところは、スポンジの底面を使ってトントンと叩き込んで肌に密着させる・・・これがポイントです。  
  そして仕上げのお粉はパフでしっかりと。ファンデーションにお粉を押し込むように、ギュッギュッと1回ずつパフで肌を押すのがポイント。 「お粉は、余計な皮脂を吸い取って化粧崩れを防ぐ重要な役割。ふんわりのせるのでは意味がありません。 しっかりと肌に押し込んで、表面がサラサラの感触になるまで念入りに」(木乃美先生)
  雑誌などでは、「お粉をふわりとかける」といった表現がよくありますが、あれは撮影時やパーティなど、短時間で勝負するための繊細なテクニック。1日中美しさを保ちたい日常生活では、しっかりと押し込むことが大切なのです。
 それから、忘れてはいけない紫外線対策。梅雨時といっても紫外線は肌に降り注いでいるもの。下地やファンデーションは、SPF、PA値のあるものを選ぶとよいでしょう。
 

  【第二か条】チークは、「お粉の前」なら1日キープ

 メイク初心者にとって、チークを上手に入れるのは至難の業。しかも、時間がたつと色が飛んでしまって、血色の悪い顔になってしまいます。
  それを解決するには、リキッドファンデーションを塗った後すぐにリキッド状かクリーム状のチークを塗り、その後に仕上げのお粉をかける、というサンドイッチ方式を。
  これなら、チークの色が内側になるので、まるで肌そのものが上気しているような自然な発色。しかも、上にのったお粉がガード役になって、1日中その発色が続きます。
 

  【第三か条】眉尻は、眉頭より下がらないこと

 ベストな眉を描くのは、実は非常に高度なテクニック。こればかりは実際の顔を見ながらのアドバイスを受けないと難しいそうなのですが、大原則は、 眉尻の位置が、眉頭と平行か、高い位置にあること。鏡にむかって、眉頭と眉尻にペンシルの軸など棒状のものを当ててチェックしてみてください。さらに描くカーブは、上瞼のカーブに沿うように。 角度を上げすぎて眉山の位 置が高すぎる人が多いように感じます。平面的に見えたり、顔が大きく見えるのでご注意を。
 

 
【第四か条】アイラインは、パウダーでぼかす

 必ず入れたいのがアイライン。表情がグっと引き締まり、目がイキイキとパッチリ見えます。また瞳の周りに黒を入れることで白目が引き立ち、キラキラと印象的な瞳になります。
  不器用な人でも大丈夫。まずペンシルなどでラインを引き、その上に、筆先にとったダークブラウンのパウダーを重ねて、しっかり馴染ませます。これなら、ラインが多少ガタガタしていてもごまかせますし、自然なグラデーションがついて、誰でもメイク上手にみえます。パウダーのおかげで、1日中ラインが崩れないのもポイント。
 

 
【第五か条】マスカラの前にはビューラーを

 マスカラを使う人はかなり増えましたが、まつ毛をきれいにみせるためには、事前にビューラーでしっかりとカールさせることがポイント。ビューラーはまつ毛の根元から、ググッと立ち上がらせます。ただし全部に力を入れると、ペコっと毛先が曲ってしまったり、変なクセがついたりするので、徐々に毛先にむかってずらしながら、だんだん弱く何段階かに分けてカールアップさせてください。「毛先はカーブしていても上瞼のラインより上がっていない人が多いもの。かならず根元から」(木乃美先生)
 

 
【第六か条】リップはブラシを使って丁寧に

 最近は、スティックのまま描ける薄づきのリップが流行っていますが、輪郭だけでもひと手間かけてブラシで描いたほうが、口元がぼやけず、驚くほど、顔が引き締まり、表情まで生き生きします。この際、アウトラインは小さめに描かず、たっぷりめに形をとるのがポイント。
  リップを塗る前にペンシルで輪郭を描けば、口角の引き締まった、より立体感のある口元になります。
 



前田さんの顔が変わった!

普段のメイク
 
受講後のメイク

 さて、レッスンを終えた前田さん。どうです? キリリと知性的な表情、目もずいぶん大きくなり印象的ですね。しっかりとしたベースとチークのおかげで、頬がリフトアップしたような印象もあります。 「パウダーをしっかり肌に押し込むテクニックのおかげで、本当に化粧崩れが少なくなりました」と大満足です。

以上、いかがでしたでしょうか。
どれも、明日からすぐに実践できるテクニックばかり。
梅雨時の化粧崩れが防げるのはもちろん、一生きれいな顔でいられるための秘訣がぎっしり。ぜひあなたもお試しください。



■取材協力/ 木乃美先生
メイクアップアーティスト・カラーコーディネーター、
スキンケアアドバイザー

今回体験したコースは、2時間のレッスンが4回セットになって¥33,000の「ナチュラルメイクコース」。 最初と最後に写真撮影をして、変化を客観的にチェックできるほか、顔に一番似合う「パーソナルカラー」の診断があり、その色を使ったメイクを学ぶことができます。
その他にも、お好きな日時を選べるプライベートレッスンや、プロを目指す本格的なレッスンなど、さまざまなコースが設定されています。 眉や目元など、ポイントを先生にメイクしてもらう、15分¥2,000〜の手軽なサロンメニューもあります。

ネフェール ビューティ スクール
東京都港区北青山3−6−20 KFIビル5F
フリーダイヤル0120−108−202(要予約)



もりたじゅんこ) 


writer's eyes
実は今回モデルになっていただいた前田さんと筆者は、 数年来の知り合いです。もう顔に見慣れてしまって、 休日にすっぴんで会おうがアフター5に会おうが、 「いつものあなた」という感じで、お互いに顔について語ることは少なかったのです。 ところがレッスンを受けた後の彼女に会うたび、私の第一声はいつも「今日もきれいねー」。そのキリリとした顔には同性ながらホレボレ。 一緒に鍋をつついても、彼女はアブラ浮き一つなく、涼しい顔をしています。 メイクが人に与える印象や効果の強さを、改めて感じる今日この頃です。



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