| 心身ともに不安定になる梅雨どき。実はミネラル不足が原因!? |
じめじめした梅雨の時期は、気温も湿度も上がってうっとうしく、疲れもたまりやすい時期。夜も何となく寝苦しくなってきて、ついカリカリ、イライラ・・・・・・、そんな心身の不調、思い当たる人が多いのでは!?
そんなとき、あなたの身体は「ミネラル不足注意報」を出しているかもしれません。
日本人は世界の中でも特にミネラルが不足しがちな国民であるといわれています。厚生労働省が平成13年に発表した国民栄養調査によると、鉄と銅の摂取量がすべての年代で1日の所要量を下回り、20〜40代女性で亜鉛の不足が目立っているそうです。
その他複数の研究グループにより、カルシウムやカリウム、マグネシウムの不足も指摘されています。
そ の理由としてもともと日本の国土は火山灰地のためミネラルそのものが少ないことや、野菜などの作物におけるミネラルの含有量が年々減少していることなどが考えられます。
「いらだっているときにはカルシウムを摂ると良い」と言われていますが、これはカルシウムに神経の興奮をおさえる作用があるから。そのほかにも、マグネシウムや鉄分など、人間に必要なミネラルはいろいろあります。
それらを効率よく手軽に摂れるとして今、人気を集めているのが「天然にがり」。にがりは海水から自然塩をつくる過程でできる液体で、さまざまなサイズのボトルに入っており、スーパーやインターネットなどで販売されています。にがりは漢字で「苦汁」と書き、そのままなめると、確かににがみがあります。そのにがみのもとになっているのが豊富なミネラルなのです。
にがりが注目を集めている背景には、平成9年の専売法改正により塩が自由につくれるようになったということも関わっています。塩への関心の高まりがにがりブームの火付け役になったといえるでしょう。
天然にがりの主な産地は、国内では中国・四国地方や九州・沖縄地方、海外では中国やインドネシアなどが挙げられます。
その製造は、まず海水を貯水場に引き上げることから始まります。そこで蒸発により塩分濃度を高め、同時にゴミなどの余分なものを取り除きます。
ある程度濃縮された時点で塩田に移し、さらに濃度を高めていきます。この時点で収穫すると天然塩として製品化されます。
天然塩から塩分を取り除く工程を経てできた液体がにがりの原料。これにろ過、殺菌などの加工をほどこし、天然にがりができるのです。
| 海の恵みをギュッと凝縮!健康をサポートする成分がたくさん! |
天然にがりのふるさとは海。「海は命の母」という言葉通り、海水には、80種類以上ものミネラルが含まれていると言われています。また、海水と人間の体内のミネラルバランスはほぼ同じという説も。豊富なミネラル分がギュッとつまった天然にがり、その成分を見ると、マグネシウムをはじめ、カルシウム、カリウム、亜鉛など、ちょっと健康通、ミネラル通な人なら一度は聞いたことのあるミネラル成分がラインナップされています。
その他、ヨウ素(甲状腺ホルモンの成分で新陳代謝促進に関与する)やリン(カルシウムと結合して骨や歯などの主要成分を構成)、珪素(コラーゲンなどの身体の結合組織を強化)なども含まれます。
| 現代人に欠けている「体内のバランス」、天然にがりで調整を |

天然にがりに含まれるミネラル、とりわけマグネシウムについては、さまざまな健康効果が科学的にも解明されています。
中でも、水分保持の性質による便秘解消効果は有名で、医者が処方する穏下剤にもマグネシウムが使われています。強い下剤を使うよりも、食物繊維の多い食事とともに天然にがりを摂ることをおすすめします。同じく、マグネシウムは糖質の一種であるグルコースが腸から吸収されるのをセーブする働きもあるため、無理なく血糖値を下げる効果も期待できます。
人間は年齢とともに体内のさまざまな調整機能が乱れ、不調や病気の原因になります。便秘、肥満、高血糖値などはその代表ともいえるでしょう。昔に比べ、現代人は、食生活などの乱れにより、若くして、生活習慣病予備軍になる傾向があります。それらの自己防衛策として、生活の中に天然にがりを取り入れてみることをおすすめします。
現在、天然にがりのミネラル成分の抗がん作用についても研究が進められています。今後も天然にがりが現代人の健康維持に重要な役割を果たすと、研究者の立場として注目しています。
飲み物にたらしたり、薄めてローションにしたり、と応用範囲の広い天然にがり。他にもいろいろな活用法があります。
 
手っ取り早くにがりの成分を摂り入れるには調味料として毎日使うのが一番。にがりを「第6の調味料」と呼ぶ専門家もいるほどです。砂糖やしょうゆなどのほかの調味料に加えて使うことで、コクとまろやかさがアップします。
<味噌汁やスープ>
300ccに対して2〜3滴。コクが出て塩分量を減らせます。
<野菜の煮物>
他の調味料と同時に数滴。野菜の煮崩れを防ぎます。
<ご飯を炊くとき>
米4合に対して6〜12滴。ふっくらとツヤのある炊き上がりに。 |
 
飲用の場合は、コップ1杯の水やお茶に対して数滴、が目安。
<天然にがりウォーター>
200cc(コップ1杯)の水に対して2〜3滴の天然にがりを加えます。手軽にミネラルウォーターの出来上がり。 |

にがりをお風呂に入れるとミネラルの力で保湿作用や新陳代謝の促進に効果的。美容、健康、ストレス解消に試してみてはいかがでしょう。
<天然にがり風呂>
湯船(約200リットル)の中に20〜50滴程度の天然にがりを加えます。
身体がよくあたたまり、肌がやわらかくなります。 |

夏でもかさつきが気になる口の周りや目尻、日焼け後のボディにつけるとしっとりすべすべ。これからの季節は冷蔵庫に保存し、早めに使い切りましょう。
<天然にがり美肌水>
精製水100ccに10〜20滴の天然にがりを加えます。その中に4〜5mlのグリセリン(薬局で入手可)を加え、よく振って出来上がり。
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ミネラルの引き締め効果と殺菌効果で口内が清潔に保たれます。
<天然にがり歯磨き粉>
普段使っている歯磨き粉をブラシにのせてから、天然にがりを1〜2滴垂らして、歯と歯ぐきをブラッシング
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のどの炎症や腫れをおさえます。水の代わりに緑茶を使っても効果的。
<天然にがりうがい水>
100cc(コップ半分程度)の水に天然にがりを3〜5滴加えてうがいします。
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1 日当たりの成人のマグネシウム摂取量の目安は50mgなので、購入したにがりのラベルに記載のマグネシウム含有量と照らし合わせて適量を決めると良いでしょう。
摂りすぎるとお腹がゆるくなることもありますので、濃度や分量は少量から始め、適量を見つけてください。
なお、にがりの原液はにがい上に成分が濃いため胃腸を荒らしてしまいます。原液のまま飲んだりつけたりしないようにしましょう。
ひと口に「にがり」といっても、ブームの到来とともにさまざまなメーカーの商品がスーパーマーケットや薬局に並ぶようになり、選ぶのにもひと苦労。
良いにがり製品を選ぶ目安は、まず「天然であること」が大切です。
そもそもにがりは豆腐をつくるときの凝固剤として使われるものですが、昔は戦時中など物不足で天然にがりが手に入らず、石膏(硫酸マグネシウム)を代用品にした時代もあったそうです。
その後、塩化マグネシウムや塩化カルシウムを添加して作られるにがりが増えてきましたが、これらは自然の海水の成分をそのまま生かした天然にがりとは違い、ミネラルの含有量に偏りがあります。製品ラベルに「天然にがり」と明記されているもの、あるいは成分表示に「粗製海水塩化マグネシウム」とあるものを選びましょう。
その上で、原産地がはっきりわかることやマグネシウムの含有量が多いことも選ぶ際の基準にすると良いでしょう。