気候も良く、食べ物も美味しくなる秋は、旅行や親しい友人との集まりにもぴったりの季節。
そんな楽しい瞬間が増えれば、カメラのシャッターチャンスも増えるというものです。
そこで活躍するのが、カメラ。
高性能のデジタルカメラ(以下、デジカメ)が登場し、携帯電話のカメラ(以下、ケイタイのカメラ)だってかなりきれいに撮れるようになりました。初めての人でも簡単にプロ並みの写真が撮れるようになったとはいえ、それでもまだ上手に撮れない!と感じている人も多いはず。
そこで今回は、“きれいな顔写り”にターゲットを絞ったお手軽撮影テクニックを、カメラマンの石井幸久さんに取材。肌色や肌の質感がキレイに写る、ビューティテクニック、ご伝授しましょう。
 
旅行先での自分の写真や友人とのスナップ、仕上がっていざ見てみると愕然とした経験、ありませんか?
★逆光で撮ったら顔が真っ暗!
★ブレてしまった
★雰囲気の良いお店なのにフラッシュをたくと顔色も台無しに
★目が赤く写ってしまった……などなど、
こんな失敗をしないために、今どきのデジタルカメラにはいろいろな機能が搭載されています。



みんなでわいわい、ほくほくお芋に舌鼓

デジカメにも、ケイタイのカメラにも一般的に備わっている主な機能はおよそ4つ。カメラによってはこれ以外にも便利に役立つ機能はたくさんあるので、時間のある時にじっくりとチェックしてください。

ホワイトバランス
簡単に言えば、人間の目で見た通りの色を出す機能。一般的なカメラには「太陽光」「曇り」「蛍光灯」「白熱灯」といったアイコンで表示されている部分です。通常はオート設定になっているのですが、これを自分で調節することで、周りの雰囲気にあった、より自然な写真が撮れます。

手ブレ補正
シャッターを押す時の微妙な手ブレを防いでくれる機能。暗い所などでは特に使いたい機能です。

逆光モード
被写体の後ろに太陽がある(逆光)時、陰になる部分(顔にあたる部分)の明るさを調節してくれる機能。

夜景モード
シャッタースピードを遅くし、ビルの明かりなどをきれいに撮りやすくなりますが、手ブレしやすいのでご注意を。

お手持ちのカメラの機能をおさえたら、早速撮ってみましょう!
昼間の屋外で撮影する場合と、夜間の屋内で撮影する場合の実例集です。
このテクニックをマスターすれば、ま同じ方法でセルフタイマーに切り替えて、自分撮りでも顔をきれいに撮ることができます。

 
 
みんなでわいわい、ほくほくお芋に舌鼓

最近は、顔や肌色をきれいに撮るための機能がついたデジカメもあるけれど、ちょっとしたコツをつかめば意外と簡単です。

◆顔への光の当たり方を考える
暗く写ってしまうよりも、明るめに写ったほうが肌は断然きれい。“ちょっと明るめ”を心がけて、撮る場所を決定しましょう。しかし、いくら明るい場所といっても、顔に直接日光が当たってしまうと、眩しさに顔をゆがませてしまったり、顔に影を作ることもあるのでご注意を。あくまでも自然な表情を作れる環境で撮りましょう。

◆手ブレに気をつける
デジカメには手ブレ補正機能などついているとしても、撮影時にはカメラを持つ両手の脇をしめて、シャッターを押す際にカメラがブレないようにしましょう。屋外では三脚を、室内で撮影する時などはテーブルなに肘をついて固定しましょう。

◆撮られる側(被写体)の心得
顔は左右非対称。やや横向きで撮る場合は、どちらの写りが好きか、あらかじめ鏡で研究しておきましょう。また、自分の好きな表情を研究しておくとなおヨシ!


昼間の屋外での撮影となると、一般的にはなるべく明るい場所で撮ろう…と思いがちです。
でも、背景ではなく、あくまでも顔をキレイに撮りたいと思う時には、あえて“逆光で撮る”のもオススメ。日光の強さにもよりますが、あるテクニックを使うと、普通に撮影するよりもはるかに柔らかいニュアンスが加わり、肌の質感もキレイに見えるのです!

★NG★

←太陽は被写体の後ろにあります。これは、「逆光モード」を使用していないので顔が暗くなってしまいました。

  ←こちらはケイタイカメラで撮ったもの。逆光で顔が真っ暗
         

←太陽は被写体の右側にあります。それほど暗くはないものの、左側がになってしまいました。

  ←暗いとフラッシュをたいてしまう人は多いと思いますが、そうすると顔は明るくなりますが、顔のテカリが気になります。

そこで!おすすめのテクニックはこれ!

★キレイ★

←メモ帳やノート、ハンカチなど手持ちの白い紙を顔の下に当て撮影すると、顔にソフトな光が当たります! これはモデルさんの撮影などで使用する

 

←こちらはケイタイカメラの「逆光補正」を使って撮ったもの。顔が自然に、そしてフンワリとしたニュアンスが加わる写真になります。

         

←こちらもケイタイカメラで撮影したバージョン。
最近のデジカメにも見られる「美白モード」(名称はカメラによって異なります)で撮ってみると、やや赤みがかった写真になりますが、血色の良いやさしい肌色に。




パーティ会場や飲食店など、ほんのり電球色のムードある環境の中では、暗いからといってフラッシュをたいて撮影するのはもったいない……! そのままの雰囲気を大切にしながら顔の質感をキレイに撮るには、実はどのカメラにもある機能で簡単に撮影できるのです!

★NG★

←灯りをおさえた、ムードのあるレストランなどで撮影する場合は、暗い分こんな手ブレが起こりがち。両肘をテーブルにつくなどしっかり固定しましょう。

  ←こちらは、暗いあまりにフラッシュをたいて撮影した場合。顔はハッキリと見えますが、せっかくのムードが少しも感じられません。

雰囲気を生かしたままキレイに写すなら、このテクニックを!

★キレイ★

←前述の「ホワイトバランスで、「白熱灯(電球色」を選ぶと、飲食店の店内などにある灯りの雰囲気を生かすことができます。ただし、光の量は少ないので、必ず「手ブレ補正」をして、両手を固定して撮影しましょう。

  ←こちらは、ケイタイの「美白モード」(名称はカメラによって異なります)で撮影。灯りのムードや輪郭は淡くなりますが、顔色はキレイに。

今回は、一般的なデジタルカメラとケイタイのカメラを使って、顔写りの良い写真の撮り方をご紹介しました。機能や細かな性能はカメラによって異なりますが、基本的な考え方は同じ。
環境に逆らってむりやり明るく撮ろうとせず、場の雰囲気が伝わることを大切にして撮る方が、よりキレイで思い出に残る写真になるというわけです。

最近のカメラにはいろんな機能やモードがあるので、怖がらずにどんどん試して、自分なりのユニークな撮り方を身につけましょう。


 
■取材協力/ カメラマン・石井幸久さん



writer's eyes
デジカメもケイタイのカメラもとっても進化していて、何気なく撮った写真でも、“あら、意外と上手に撮れるじゃない!”と錯覚することもしばしば。でも、顔や肌をキレイに撮ろうと思うと、なかなか上手くはいかないものなんですよね。今回、カメラマンの石井幸久さんに伺った撮影テクニックは、難しいことを考えずに、手軽&キレイに撮るための、ほんのワンポイント。シチュエーションやお天気によっても、まだまだ“腕を上げる方法”はいっぱいあるとのこと。
ほんのちょっとのことでまったく違うイメージになってしまう――写真って本当に奥が深いと実感。もしかしたら、写るよりも、撮る方が楽しかったりして!?

根本ゆみ
 
 
 
 
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